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今度は「いば昇 本店」で櫃まぶし

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この記事の前段として「蓬莱軒」の記事と「セミナーへ行く」の記事があります。

いば昇 本店
愛知県名古屋市中区栄3-8-121
℡052-241-3944
20091027001    
いば昇は錦にも店があるが、そちらはマスコミに登場が多い有名店。こちら本店は繁華街プリンセス大通りに不釣合いな素朴な佇まい。客は私達以外に一組。
なんともいえぬレトロな雰囲気が漂います。

いば昇 錦店
名古屋市中区錦3-13-22
℡052-951-1166
Ibasyonisiki
栄本店と錦店。本当に近いし、元は親戚関係(兄弟暖簾分け)だが、今はまったく別の店。
栄本店は一人一人別々のお櫃に入った櫃まぶしに対して、錦店は人数分一緒のお櫃で出てくる。一番の違いは栄が「出汁」で茶漬けにするが、錦は「お茶」。
これまた好き好きなので、どちらがどうと比較することもしないが、どうしても気になるのが「あつた蓬莱軒」との違い。
「ひつまぶし」はあつた蓬莱軒の登録商標。最初の考案者は両"いば昇"のおじいさんである3代目が考案したとか。
いろいろ事情はあるでしょうが、食べる側としては美味しければどちらでも良しとする。

さて、いば昇本店
連日行列の錦店に比べて客数は少ないが、客数が少ない分、きちんとした職人仕事を味わえるのではないかという期待。
注文してから待つこと暫し。頭の中で「うなぎに目釘を打って、サッと腹開きにして肝を取り骨を抜いて串に刺す。秘伝のタレを順番に漬け込みながら焼くこと数分。カラッとした関西風の鰻がお櫃に入れられて出てくる」をシュミレーションする。(その通りかどうか確認していませんよ。私の勝手な想像です)
なかなか味のあるやかんのお茶を"生八ッ橋"さんに注いでいただき待っていると、これまた素朴な漬物とか、出汁を入れた急須が出てくる。
写真を撮っていたら、お待ちかね櫃まぶしが。結構、大きめにカットされていて、海苔はすでに鰻とご飯の間にセットされていた。
薬味は長ねぎ(名古屋でよく使われる"青白半々の長いネギ"か?)と山葵。蓬莱軒のネギは薬味用ネギ(おそらくアサツキ)だったので、ここにも違いがある。
お櫃に盛られた鰻は無造作に2段。「上櫃まぶし」を頼んで正解。鰻は量的に満足できる。
さて、気になる鰻の焼き具合。結構肉厚で焼き加減も良い。店内の閑散にちょっと不安だったが、これだったらいいんじゃないの。
口に入れる。よしよし。たった今 焼いたばかりの鰻の味。作法どおり、二杯目はちょっと水っぽい薬味と山葵でいただく。
あっ ネギはこっちの方が良いわ~。薬味ネギよりも白ネギ(長ネギ)が鰻に合う(ような気がする)。
三杯目の前に出汁の味を確認。蓬莱軒よりも少し濃い味。昆布? 鰹? ちょっと塩も効いている。出汁なのかお茶なのかいろいろ議論はあるでしょうが、今のところ出汁をかける方が私は好き。
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この"いば昇"の「まぶし」が"まかない料理"として始まったころの原型を留めているのに対して、"蓬莱軒"の「ひつまぶし(登録商標)」はそれの発展形。蓬莱軒が超メジャーになったのは"まかない料理(おそらく当初は失敗品のうなぎを細かく刻んでまかないとして食べたのが始まり?)"だった「櫃まぶし」を"商品としての"「ひつまぶし」に変化させ、名古屋以外の方へ雰囲気を含めて、イベント性を持たせた提案をしたためと推測。
両方食べると結構おもしろい体験ができると思います。

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いゃあ満足しました。先日のブログ(日本料理あつた蓬莱軒)でも書いたけど、出されたものを美味しくいただくのが一番。どっちが本家で元祖かなんて食べる側は気にする必要もない。
櫃まぶしは鰻をいただく過程を楽しむもの。うなぎそのものの味がどうのこうのと言うのは無粋(といいながら今回も前回も語っているが)。
わざわざ遠くから来ていただいた方に食べてもらって鰻も喜んでいることでしょう。ありがとう。ジャポニカ種。

食後の後は名古屋湾岸ドライブをして宿泊先まで。握手をしてわかれました。
また会おう。元気でいろよ。


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