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ルノワール展(国立新美術館:オルセー美術館・オランジュリー美術館所蔵)「ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会」と「ブランコ」「モネの肖像」

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 食彩品館.jpは商業施設や観光地を訪ねては楽しい売場や美味しい商品に巡りあうのが目的の旅を趣味としています。
基本は「自分で気付く」「初見のモノ・コト・場」「無名・無銘」が基本姿勢。ながら、たまには有名なモノでも拝見しておこうかと東京新美術館へ。
以前、催し物を企画する部署の責任者をしていたことがあるのでこういった美術展も仕事でちょくちょく訪れたことはあるが、自腹となると名古屋で開催されたゴッホ展以来か。
いずれにせよ、食品関係と違ってかなりミーハー(死語?)な選択ですが、せっかく東京へ無料招待してくれたこの機会を逃すと次回はいつになることやらということでの訪問です。
 
 8/16に入場者数60万人を突破。
今回の目玉としては
・「ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会」初来日。
・「都会のダンス」「田舎のダンス」45年ぶりに揃って来日。
といったところでしようか。
 展示は10章に分かれて、肖像、風景、風俗、花、子、裸婦いった主題別に、そして印象派として、伝統への回帰、伝統と印象派の融合等、ルノワールの軌跡を紹介。

◇パンフ ルノワール展-1
◇パンフ ルノワール展-2
□リスト ルノワール展示-1
□リスト ルノワール展示-2

  長女が大学でデザインを専攻していたということくらいが美術との接点で、食彩品館.jpはまったくの門外漢。その食彩品館.jpが素人なりに印象に残った展示を覚書的に書き留めておきます。
まずは画家の生涯と軌跡について。

★ピエール・ オーギュスト・ ルノワール
 (1841生-1919没)
・仕立て屋の父とお針子の母の6番目の子供としてリモージュで出生。
・1844年頃(3歳)に家族でパリに移住。
・1850年頃(9歳)聖歌隊で声楽を学ぶ。
・1854年頃(13歳)磁器工場で絵付け職人の見習い工
・1858年頃(17歳)失職により画家を目指す
・1862年美術学校入学
 (この頃にモネ、シスレー、バジールと出会う)
・1864年~サロンに出品開始
・1870年普仏戦争出征。友人バジールは戦死
・1873年モネやシスレー等とともに「芸術家、画家、彫刻家、版画家その他による匿名協会」いわゆる『印象派』を結成。
・1874年第1回印象派展開催
・1883年頃より古典派の影響をうけた作品が目立つ
・1890年代頃より明るい色彩の人物画を描く
・1903年カーニュ(南仏)移住
・1919年レ・コレットにて没

★印象に残った絵画

・クロード・モネの肖像画
 1875年 油彩/カンヴァス 85 × 60.5 cm
 オルセー美術館

・ぶらんこ
 1876年|油彩、カンヴァス|92 × 73 cm
 オルセー美術館
 
・ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会(初来日)
 1876年
  油彩/カンヴァス 131.5 × 176.5 cm
 オルセー美術館蔵

・田舎のダンス
 1883年 油彩/カンヴァス 180.3 × 90 cm
  オルセー美術館

・都会のダンス
 1883年 油彩/カンヴァス 179.7 × 89.1 cm
 オルセー美術館

・ピアノを弾く少女たち
 1892年 油彩/カンヴァス 116 × 90 cm
 オルセー美術館

・ピアノの前のイヴォンヌと クリスティーヌ・ルロル
 1897-1898年頃 油彩/カンヴァス 73 × 92 cm
 オランジュリー美術館

・浴女たち(初来日)
 1918-1919年 油彩/カンヴァス 110 × 160 cm
 オルセー美術館蔵

 実際の画像を紹介するわけにはいかないので、グーグルの画像検索をお願いします・
 「“ルノワール”の画像一覧
  印象派以降は裸人物画や婦を主題とした作品が多く、食彩品館.jpの嗜好とする「印象派の風景画(素人でも「わかりやすい」というのがその理由)」という ことではモネよりも見所は少ないのかと思ったのですが、意外にも(「食彩品館.jpの嗜好点とは異なるにもかかわらず」の意)楽しめた展示でした。
ゴッホの時も感じたのですが、やはりホンモノは教科書や写真で見るのとは違う。当たり前か(笑)。
 食彩品館.jpの印象に強く残ったのは今回の目玉展示以外の「クロード・モネの肖像画」と「ぶらんこ」でした。
特にモネの肖像はルノワールのモネに対する感情(畏敬・親しみ・共生)が私にでさえ伝わってくる。これは良い作品だとしばし見入る。
そして「ぶらんこ」。
写真で見るとあまり気付かないが実物を見ると、女性のドレスのリボンが今にも蝶々となって飛び立とうかとしているかのごとく強く印象に残りました。これは実際に作品を見ることでのみ気付くことができる(食彩品館.jpにとって)好事例でした。

 帰ってから知人と会話していた時に「ルノワール展へ行った」と話していたら、知人も行ったということで、いろいろと感想を話していたが、話がかみあわない。
ど うもおかしいと思っていたら、同時期に名古屋ボストン美術館でもルノワール関連の展示会があったそうで、知人はそちらに行ったことがわかりました。
★購入商品

★DSC08194

 ■トートバックの和訳 読み取り画像003スキャンレシート-1

★クリップ東京新美術館20160807 ルノワール展

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オルセー美術館・オランジュリー美術館所蔵 ルノワール展
国立新美術館
東京都港区六本木7-22-2
会期 2016年4月27日(水)~8月22日(月)
入場料 一般=1,600(1,400)円
https://renoir.exhn.jp/
【開館時間】10時−18時
 金曜日、8月6日(土)、13日(土)、20日(土)は20時まで *入場は閉館の30分前まで
【主 催】国立新美術館、オルセー美術館、オランジュリー美術館、 日本経済新聞社
【後 援】在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ日本
展示リスト

◇ルノワール展 音声ガイドリスト
◇レイアウト ルノワール展示-5展示レイアウト

 ●東京新美術館20160807 ルノワール展

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