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スーパーの惣菜の食べ時は何時?

 セブンイレブンの弁当を食べた。
あいち食育応援バランス幕の内弁当。550円。5月27日発売。
ほぼ毎日、会社の帰りに7&11に寄っているので、この間から気になっていた弁当です。
しらすアカシャエビを使っているのがポイント。
それに愛知産の大根と人参、豚肉。見た目はグッド。
 購入時に「温めますか?」と聞かれた。
どこでも聞かれますが、私にとってこの弁当のメインは「南知多港水揚げのしらす」です。
あったかいご飯の上にしらすを乗せるならともかく、しらすまでホットにするのは好みではありません。
 コンビニで弁当を買ったのは何年ぶりでしょう。
久ひざに冷たい弁当を食べて「今度は温めてもらおう」と思った。
コンビニ弁当は17℃~18℃で管理しているので「レンジでチンするのが前提」。
こんな当たり前のことすら忘れていました。

 また、コンビニの弁当は何時、食べることを想定して作っているのかな。味の濃さはとか、量とか、どういう人を対象にしているとか(たぶん企画書には書いてあると思うんですが)。
そんなことを思った弁当でした。
 
 それではスーパーの惣菜はいつ食べてもらうおうと思って作っているんでしょうか。
朝一番の惣菜のテンプラはお昼のお蕎麦や昼食のおかずに使うためのものでしょうか。
一番わかりやすいのは「お昼のあったかご飯盛り付けサービス」のお弁当。
まちがいなくお昼用(笑)
また、アマノPAX竜王店や しずてつ流通通り店のような夕方バイキング(まだやっているのかな?)。
これは夕食にあわせて実施しているので夕食用とわかる。
できたてを店のイートインで食べると本当に美味しい。

 時間帯マーチャンダイジングみたいなことやっている企業は「何時食べてもらいたいか」ということを考えて(買っている人にわかるかどうかはともかく)企画しているので、これもまあ気持ちはわかる。

 「揚げたて、作りたて」という表示なのに、すでに冷めていたり、あったかくても家に着いたら冷めていて、元気のなくなった揚げ物や中華惣菜。
こういう場合は当然、レンジで温めなおすと思うけど、「温めなおしを意識した味付けや調理方法」しているのかな? 

 「だったら自分で作れ」とか怒る前に売場でPOPとかで教えてくれたら嬉しい。
スーパーで購入した出来上がりの惣菜は何時、どうやって食べたら美味しいのか。
「この唐揚げはただちに食べてください」「こちらの唐揚げは冷めたらまずい」
「この煮物は再度、温め直してもいいように、少し薄味で作っています。そのまま食べると物足りないですよ」
 そんな事 表示したら売れないだろうな。

 だからスーパーの味付は「冷めても美味しい」にこだわらないといけないのでしょうか。

 そこで提案。レディトゥミールの商品に「レンジで温めると丁度 いい按配になる」というのを作ったらどうでしょう。
でもレンジアップ商品と変わんないからだめか。
 ヨークベニマルさんでやっていた「店内加工のレンジアップ商品」はどうなったんでしょうかね。あれはアイデアとしては本当にいいと思ったんですが。

 渥美先生が「調理してから食べるまでの時間のこだわり」という意味のことを外食産業向けの本に書いてありましたが、スーパーでもこういう事を意識して作っているとこがあるんといいんですが。