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アレルギーに配慮した商品のパッケージ

04商品購入・説明|2008/07/25 posted.

 私は花粉アレルギーです。調べてもらったら「杉、ヒノキ、ブタクサ」。息子はこれに「ハウスダスト」が加わります。
花粉の時期になると辛いのですが、脳と体の活動が鈍くなる程度で、深刻な状態になることはありません。ようやく、アレルギーの原因となる花粉が少なくなって快適になってきました。

 今日はアレルギーでも、アレルギー原因食品についての話題です。

●「アレルギー物質を含む食品に関する表示について
  平成13年3月21日(最終改正 平成20年6月3日)
 アレルギー表示が省令で義務付けられているのが7品目。
 奨励されているものが18品目。

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 店舗の訪問時に確認すると「アレルギー配慮商品のコーナー」にある商品は二つに分かれます。
1. 「卵・乳・小麦・そば・落花生」を使用していないことをアピールした商品。
2. 「小麦を使用しています」と使用している原料を前面に表示した商品。

1.の商品は2008年6月3日に改正され、奨励表示から省令表示に変更されたエビ・カニの使用は、裏の原材料名表示を見ないとわかりません。
今後、省令として品目追加がある度にこういう問題が出てきます。
2.の場合は「省令7品目」「奨励18品目」のうち、使用しているものを前面に表示しています。これだと、特定のアレルギーを持つ人が、商品を選定する時に容易に見分けられます。

 それでは、アレルギーの症例は何が原因で起こるのかを調べてみました。
 データは厚生労働省「食物アレルギーモニタリング調査に関して 」2004年5月30日。
(何らかの食物を摂取後60分以内にその食物に対しアレルギー症状を呈し、かつ医療機関を受診したもの)
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赤字が「省令」品目
青字が「奨励」品目

上位5品目で全症例の71%を占めます。

11位のカニがエビとともに省令品目になったのは、現状の厚生労働省通知法により指定された測定キット検査が「甲殻類」での検出しかできないからかも知れません(この部分推定)

症例の数値は低いのですが、アレルギーを持つ人にとってはとても深刻です。
省令7品目だけでなく、奨励18品目についてもできるだけ表示して欲しいものですね。

こういう「見える化」は歓迎です。

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省令5品目不使用をアピールした商品
・裏面には「具材に使用している野菜」と「ソースに溶け込んでいる野菜」の品名表示がされています。

20080724002

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省令7品目と奨励18品目について「使用しているもの」を明確にした商品。
(右下に表示されています。表示されたもの以外は使っていない)
アレルゲンフリー商品ではない。

20080708m08
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