「バロー草津店で安売り商品の原価構成を思う」と 「隣のやまむらや草津店」(滋賀店草津市)
バロー草津店
〒525-0036滋賀県草津市草津町1986
℡077-566-8100
開店日 2010/05/13
訪問日 2010/05/29
バロー草津店を目指していると「ハズイ西店」が見えてきた。久々に寄るかとも思ったが、すでに本日(5/29)も出発から14時間経過、ちょっとバテているのでハズイはパス。
少し走ると暗いバローが見えてきた。夜は暗いんです。バローの照明。
店内に入ると青果の担当の方が一生懸命、荷出中。お疲れ様です。こういった姿を見ていると若い頃の自分を思い出します。
人の倍 動かないと気がすまない。「動くことが働くこと」だと思っていました。そういう時代も人生の中では必要と思っています。
その若い担当に聴こえないように「ガンバレよ」「無理するなよ」と声をかける。
青果はハズイ価格に対抗しているのか、野菜の主力を中心に低価格商品が目立つ。
その他の部門は特に変ったところは気づきませんでした。
バローの運営を見ているとサミットストアのような「きっちり、ガッチリ」型ではなく、かなり店舗によって運営のバラツキがあると思っています。特に我が家の近所の店は趣味人としての食彩賓館ではなく、生活者のkentnkとして使っているが、楽しみの少ない店舗。ただし、余分なサービスや余計な品揃えがない分、ローコスト運営が徹底していて、その点については立派と思っています。働いている人達は大変だろうなあ。
以下、バローさんの商品を例に出して語りますが、内容はバローさんのことではありません。一般論です。
スーパーで買物しているだけの人(つまりスーパーで働いていない・関わっていない人)が売価の仕組みを知ってもしかたないと思うけど、『激安品』例えばコンビニから返品されて処分に困った等のアウトレット品ではなく、「何時行っても48円のお茶、18円のコロッケ」の原価構成〔商品原価・販売経費(人件費含)〕を考えたら、通常の方法では適正利益確保が困難なことは理解できると思います。それ(ロスリーダー)を含めた荒利ミックスを計算しても、商品を販売することによって得る利益(荒利益高)から販売経費額を差し引いた金額では、おそらく運営費用、将来への投資、適正利潤、株主への配当等を実施するために必要な利益高を確保することが困難(単品としてとらえると赤字?)と思われる。
ではどうやって販売経費額を補填するのか。これが問題。メーカー協賛、問屋協賛、販売奨励金、物流協力費。そういったもので収益をカバーし、運営経費は人件費を削る。
スーパーで朝から夜遅くまで働く人々の人件費をきちんと計上した上での安売りであって欲しいと常々思っています。(これはバローさんの話ではありません。誤解なきよう)
48円のお茶の向こう(お取引先・メーカー・働く人々等)のことも考えながらスーパーを利用していただくと、食彩賓館としては大変嬉しいのです。(「な~に言ってんだよ」と言う人はこのブログ訪問禁止[E:bleah])
きちんとメーカーと商品原価を話し合い、問屋さんの負担が少なくなるように配慮して、適性利益を確保する“真面目なスーパー”が発展することを望んでいます。
ところで、この草津店。
さすがのバローも地元の人気店「ハズイ」には苦戦かな?。それとも 良い勝負をしているのでしょうか。他人事のように書くのは気のない証拠([E:confident])
それでも、新店だけあって、ピーク時刻以後も売場を維持しようと前出の青果担当者以外の従業員の皆さんもイキイキと従事されています。こういう姿は見ていて嬉しいですね。
何が不満なのか「膨れっ面」「怒り顔」「ブツブツ独り言」を言いながら作業している人をいろいろなスーパーで時々みかけます。
「作業員ではなく販売員」と入社の頃、指導されました。スーパーで長く務めると「販売員」であることを忘れがち。ローコスト運営は販売員を作業員にしてしまうこともあるようです。
他山の石
特売のきのこ(ブナシメジ、エノキ)を購入。ついでにお茶の補給をして退店。確かに安い。
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やまむらや草津店
バロー草津店隣のやまむらやへチョコ停(「ちょこっと停止」・・・モノ作り企業用語)。
店の前で沢山のバーベキュー用品を洗っていたので、てっきり店の駐車場でバーベキュー大会でもやったのかと。
精肉購入者にはバーベキュー用品をタダで貸し出してくれるらしい。バーベキューは楽しいけど、器具の片付けが大変。そんな客の要望に対応したサービスを実施する焼肉店やスーパーが増えているが、これほどの貸し出し数を見るのは初めて。夜 遅くまでの洗浄作業、お疲れ様です。
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