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那智黒ならぬ白那智石を「きのくに」で購入(三重県熊野市)

日帰熊野行(7/17)の帰りにちょいと寄道

道の駅 熊野きのくに(鬼の国物流協同組合)
〒519-4561 三重県熊野市飛鳥町大又109-1
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平成8年4月23日 オープン
平成9年10月22日 道の駅に認定

ということで、何回か記事にしているので詳細割愛。
行き返りのどちらかにここに寄るのは「庭石用 地元産 那智石」を探すため。年5~6回は寄るのだが、 オープン以来、15年位で2回しかお目にかかっていない。
熊野川上流の北山川からさらに奥へ入った熊野市神川町付近より、三重・和歌山・奈良の県境を通過して、那智石は長い年月をかけて太平洋に運ばれる。「那智黒石」と命名されたのは「那智山へお参りした黒い石」ということらしいが、熊野川が三重県と和歌山県の境から太平洋に流れた後は、波の影響で熊野市方面に流される。その間にカドのある“黒色硅質頁岩”は丸くなって、庭石として重宝されていた。「されていた」というのは、北山川上流にダムが相次いでできてからは那智石が七里御浜海岸まで流れてこなくなったため、今では海岸で那智石の庭石サイズを見つけることは難しい。
では、なぜ那智石が手に入るか。実は園芸店でも時々見かけるが、それは「フィリピン産」などの輸入品。国産のしかも本物の那智石はまだ、数少ないながら「拾い子さん」によって採取され、わずかだが出荷されているらしい。もっともこういった知識は子供の夏休みの宿題を手伝った時に調べた程度だからあまりあてにはならない(笑)。
以来、ずっと庭石になる「那智石」を探しているのだが、数年前にたまたま2袋ほど「道の駅熊野きのくに」に陳列していたのを見かけて、ゲットして以来、出会えていない。
もっとも、取りおきしてもらったり、産地へ特注したりするのは食彩賓館流ではないので、あくまで出品待ち。
七里御浜海岸あたりで採れた「那智石」は雨に濡れた時の光沢がすばらしいのですよ。「磨きなし」というテカテカ光っていないタイプがすきなんです。
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今回は「白那智」を発見、即購入。これまた道の駅で見かけるのは珍しい。
産地を確認したが「この辺」ということで、具体的な場所は不明。でも、出荷者が「岡室碁石」なので、間違いなく、七里御浜で拾われた本物の「白那智」でしょう。
↓ 赤のが 那智石の流れ
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