前回、訪問時に駐車場が満車で食事をあきらめた経緯があります。
どこで食事するのかは当初より「市場飯」を予定していました。
沼津魚市場INOの2階にある魚食館の中の「すし廻鮮うお亭」、「レストランTONY’s HONOLULU」、「沼津魚市場食堂」。
各店のメニューを見比べる。せっかくなので「ここに来ないと食べることのできない(鮮度・魚種等々)料理」を探す。
すし廻鮮うお亭の前には活きた手長エビが。これは魅力。
その他、メニュー看板を見ると「げほう(深海魚)刺身も気になる。
手書きメニューには「深海魚づくし(どんこ、げほう、赤ごそ)」「地元駿河づくし(生しらす、生さくら海老、あじ)」などの駿河湾の味覚の他、「知床づくし
(生ほたて、サーモン中トロ、ズワイガニ)」や「北海道づくし(生うに、いくら、ズワイガニ)」、「上まぐろづくし(本鮪大トロ、中トロ、赤身)」なども
目を引く。
●沼津魚市場食堂
沼津市場食堂前にはメニュー写真がズラリと並んでいて、どれにしょうか迷う。
下田まで行けば間違いなく「金目鯛煮付け」を選択するが、沼津なので金目鯛を探したらなんと「本日入荷なし」。これは偉い。実に偉い。市場の食堂に「金目鯛入荷なし」と表示する正直さに感心。
この表示だけで金目鯛の入荷していないが信用に値すると感じた「沼津市場食堂」を選択。
メニュー写真を見る限り、目的である「ここならでは」と
いうほどの魚種は見つからないが、「ここならではの鮮度」に期待して「沼津港定食1890円(刺身と天ぷら)」、「刺身定食5点盛1480円(ご飯、味噌
汁、漬物、小鉢付)」、「魚市場定食1300円(あじ、桜えび、しらす、揚物)」が候補。
その他、残念ながら平日限定の「駿河湾定食980円(刺身3点、揚物、ご飯、味噌汁、小鉢)」は売り切れ。
ここで魚市場定食の桜えびについて質問すると「生だけど冷凍戻し」だという。冷凍戻しであればわざわざ沼津で食べる理由はない。
そうなると、刺身と天ぷら(沼津港定食)か刺身のみ(刺身定食)のいずれかとなる。
結局、いろいろ迷ったあげく、刺身定食と「あら汁(単品500円だがセット注文の場合は350円追加で普通の味噌汁と変更)」にしました。
あら汁はブリかハマチかイナダのアラが大きな器に入っています。まあ、普通のあら汁ですが、回転寿司のあら汁よりか数段マシ。でも「ここ(沼津港)ならでは」というほどではない。
刺身定食の刺身もイナダに生マグロ(バチ?)、甘エビ、アジ、ホタテと一応、冷凍物は入っていないが、「沼津ならでは」という逸品ではない。イチバン美味しかったのが、北海道か青森産のホタテだったりするのも・・・。
よくよく考えると、こちらはいわゆる「市場飯」なので私のような観光客が「沼津港ならでは」を求めて食事をする店ではないのです。でも、観光客向けのメニューっぽいものが多いしなあ。
でも「沼津ならでは」ってなんだろうか。金目鯛だったら下津だし、非冷凍の桜えびだったら由比だし。
やはり、沼津といえば干物か。チルドの干物で普段、味わえないような魚種を揃えてくれると嬉しい。でも観光客向けではないね。
そうなると深海魚か。ごそ(ヒウチダイ)やげほうの刺身、そして高足がにか。
市場周辺にはそういった「沼津ならでは」の店が多数ありそうだ。
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◇沼津魚市場INO
(沼津魚市場㈱ )
静岡県沼津市千本港町128-3
℡055-962-3700
・2階通路から見学可能です。
◇沼津みなと新鮮館
記事 2009/10/10(part1記事)
◇沼津港深海水族館
シーラカンス・ミュージアム
・シーラカンスを見たかったが入場料が結構な価格。
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●ベアードブルーイング
沼津フィッシュマーケットタップルーム
静岡県沼津市千本港町19-4
℡055-963-2628
月曜~金曜:午後5時から午前0時まで
土曜・日曜・祝日:正午から午前0時まで
・食彩賓館ではおなじみのベアードブルーイングのタップルームが港の近くにありました。
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●市場飯に関する記事
・2014/01/30沼津魚市場食堂
・2012/02/02焼津さかなセンター内「地魚 まるまん」インドマグロ三色丼
・2012/09/12清水魚市場おさかなセンター 河岸の市でスペイン産蓄養本マグロ解凍の「本マグロとろ丼」
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