さて、近隣の道の駅 信州蔦木宿の「つたの湯」にするか、こちらの白州塩沢温泉にするか迷ったものの、PH10に近い塩沢温泉を選択。
強アルカリ性といわれるPH10以上の温泉で入浴した経験があるのは、白馬八方温泉おびなたの湯(アルカリ性単純温泉)のPH11.4が最高。
昼神温泉(長野県:アルカリ性単純硫黄泉)はPHが10前後。
PH値が高いほど入浴後の肌のツルツル感があるため温泉に入ったという効果が翌日まで残るのがうれしい。また、アルカリ性の強い温泉は物質が沈殿するため肌への刺激が少なく、心地よく長湯ができるのもありがたい。
面白いのは硫黄臭がすること。PHの高い温泉は火山の影響が少ない場所が源泉になっていることが多く、アルカリ性単純温泉を代表とする「無色透明・無味無臭」であることが多い。
この白州塩沢温泉 フォッサマグナの湯は源泉が二つあったらしいが、現在の温泉分析表表示は1種類。
表示を見ると
「加水 なし」
「温泉の加温 加温あり」
「循環 あり」
「入浴剤の使用 なし」
「消毒 あり」
温泉分析表は湧出地調査数値として
・泉温 32.5℃
・湧出量 100.3/分 動力揚湯
・知覚的試験 無色澄明無味わずかにイオウ臭
・PH値9.8
尚、以前は飲泉表示があったようですが、入浴当日に確認した前述の温泉分析表は「飲用・飲泉」の部分が二重線で消されていました。
平日ということで浴室は空いています。微温浴(38℃。寝湯)に先客が1人。気持ちよさそうに長湯されています。
まずは露天風呂で中温浴(40℃)。どんな感じだったかは施設のHPを参照されたし。
少し温まった後は高温浴(42℃)につかる。その後、備え付けのシャンプーとボディシャンプーを使って身を洗った後は微温浴(38℃。寝湯)。前述の客はまだ浸かっています。
もう一度、露天風呂に戻ると知らぬうちに別の客が。
隣の露天風呂から女性の会話が聞こえてきます。話の内容は不明ながら年配の女性が一方的に喋って、聞き役が時折、相槌をうつ。相槌を打っている方が家人のようです。
後で家人から聞いた話では、「怪我をした後の治療がうまくいかなかったがこの温泉に浸かってから何故か治癒した」「特に露天風呂が効く」という話だったらしい。
外来者820円で市内在住者410円という価格設定が少し気になるが、ジムの器具を使い放題ということで、時間に余裕がある人にとってはお値打ちな温泉施設だと思います。
↓ フォッサマグナの湯について解説
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◇白州塩沢温泉 フォッサマグナの湯
山梨県北杜市白州町大武川344−19
℡0266-65-3570
休業日毎週水曜日(祝日の場合は営業)
入場料
大人:820円
※北杜市民 410円
※富士見町民 610円
小学生:420円
※北杜市民小学生 200円
小学生未満:無料
営業時間9:30 – 21:00
・高温浴(42℃。全身浴・圧注浴等)、中温浴(40℃。露天風呂)、微温浴(38℃。寝湯)、低温浴(水風呂)、ドライサウナ
・元は町営温泉
・泉質 含硫黄・ナトリウム-塩化物泉
・源泉32.5℃
・PH9.95と極めて高い、高アルカリ性温泉。
※施設内表示は9.8
・フォッサマグナの西端、塩尻白州断裂温泉帯
・2014年4月より「白州福祉会館」をダンロップスポーツウェルネスが運営受託。
・泉質 高アルカリ性ナトリウム・カルシウム塩化物泉
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