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岡崎市社会実験「康生通り、連尺通りにおいて道路空間活用社会実験を実施」。国土交通省地方再生のモデル都市選定とQURUWA(くるわ,曲輪)戦略状況視察。「ちょっと気になる通りを作っています(表示より)」「生活の舞台」,乙川リバーフロント地区公民連携まちづくり基本計画

  我が中日新聞にて紹介されていたので岡崎市へ行ったついでにチョイと見学。新聞報道の中で市民の方の反応はイマイチだったので野次馬的興味もありました。
相当なお金も使われていることにもちょっとびっくりしたのもその理由。


  まずは何故、こういった取り組みが行なわれているかの背景として、岡崎市中心市街地である厚生及び連尺通り周辺の商業施設への集客能力低下があるわけですが、全体計画としての「QURUWA戦略」を知っておかないといけません。

QURUWA(くるわ,曲輪)戦略

乙川リバーフロント地区公民連携まちづくり基本計画に基づき、乙川リバーフロント地区内の公共空間を活用した公民連携プロジェクトを実施することにより、QURUWA(くるわ)の回遊を実現させ、波及効果として、まちの活性化(暮らしの質の向上・エリアの価値向上)を図る戦略。

国土交通省地方再生のモデル都市選定(全国32都市、愛知県は岡崎市と春日井市)
国土交通省と内閣府が連携し、都市のコンパクト化と地域の稼ぐ力の向上に、ハード・ソフト両面から総合的に平成30年度から3年間集中して取り組むモデル事例として、岡崎市は乙川リバーフロント地区でのQURUWA戦略に取り組んでいる。

・乙川リバーフロント地区の名鉄東岡崎駅、乙川河川緑地、乙川人道橋、中央緑道、籠田公園、りぶら、岡崎公園などの公共空間各拠点を結ぶ約3キロのまちの主要回遊動線。かつての岡崎城跡の「総曲輪(そうぐるわ)」の一部と重なること、また、動線が「Q」の字に見えることから命名。

 ようするに、国から補助受けて岡崎市の旧中心市街地に人を回遊させたいという取り組みのようです。
実際に現場を訪れてみると、ちょうと視察に訪れた方を市役所の職員が案内されていました。
ふむふむと横から知らぬふりで聞いていたら邪魔そうな目で見られたので、その場を離れる”(-“”-)”

 道路に区画のテープが張られて回遊ゾーンと生活ゾーンをくぎっているが、そのテープがなんとなく貧弱。

ガードが設置されているとはいえ、車が横切る道路内に設置されたテーブルに腰掛ける人なんていないと思っていたら、なんとご婦人が二人腰掛けていました。

パリのカフェや東京の広尾なんかじゃ周辺の景観や行き交う人々のファッションとあいまって、オープンスペースでのくつろぎは絵になるが・・・・。
う~む。
新しいことを実現しようという取り組みには頭が下がるが・・・・。
う~む。
国からの補助ということは私の支払った税金も投入されているということか・・・。

勉強会も開催(2019/10/18)されているので参加しようかと思ったが、平日のこの状況を見ると・・・。

40~50年前の厚生通りの賑わいを知っている者としては・・・。

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