姫神芋(ひめがみいも)を購入。どう違う?。ヤマノイモ科ヤマノイモ属,長芋,ツクネイモ群,山の芋,丹波芋,伊勢芋,加賀芋,大和芋,イチョウイモ群,銀杏芋,自然薯,
とろろ芋の代表品種はやはり自然薯。
天然物は貴重品だが栽培物は手に入りやすくなりました。
天然物のねばりと風味は格別。
ポピュラーな品種はスーパーマーケットでも販売されている長芋。
自然薯に比べてねばりも風味も劣るものの扱いやすさはピカイチ。
ヤマノイモ科の品種分類を整理すると下記の通り
●ヤマノイモ科ヤマノイモ属
二つの【種】があり、
【1.ナガイモ種(3群)】と
【2.ヤマノイモ種(1群)】。
▢1.ナガイモ種
三つの【群】があり、
【1-1.ナガイモ群】、【1-2.ツクネイモ群】、
【1-3.イチョウイモ群】
・1-1.ナガイモ群(水分83%)
1-1-1.長芋
1-1-2.姫神芋
・1-2.ツクネイモ群(水分67%)
1-2-1.山の芋
1-2-2.丹波芋
1-2-3.伊勢芋
1-2-4.加賀芋
1-2-5.大和芋(ツクネタイプ)
・1-3.イチョウイモ群(水分71%)
銀杏芋(大和芋※関東名称)
□2.ヤマノイモ種(水分69%)
・2-1自然薯
↓ 自然薯紅葉(自宅にて撮影)
種と群でわけると上記の通りで、「ヤマノイモ種」とされてるのは「自然薯」のみである。
売場でよく見かける品名に「ヤマノイモ」と付記表示されているのは「科名」。
ややこしや~。
含有する水分量を品種群別に比較すると、以下の通り。
1.ツクネイモ群(水分67%)
2.ヤマノイモ種(水分69%)
3.イチョウイモ群(水分71%)
4.ナガイモ群(83%)
上記の水分量からするとツクネイモ群が一番ねばりがあるように思うが、実際にすってみるとやはり自然薯のネバリがスゴイ。
水分量だけでなく、粘り成分の量によっても違うようです。
自生するのヤマノイモ種自然薯がネバリ1番美味さ1番とすると、さらりとした長芋が一番淡白な食感と味ということになり、あとはその中間ということでで、料理に合わせて選択すると良い。
食べるなら自然薯で、料理のしやすさでは長芋だが、栽培するとなると丸いツクネイモや短い形のイチョウイモが掘りやすく、扱いやすい。
今回、購入した「姫神芋」の“姫神”は原産地岩手県盛岡市の姫神山にちなむ(色々と説がようですが)。
形状は手のひらやげんこつ形態で、別名「短系自然薯」とも呼ばれるが、種名はナガイモ種に分類される。
ネバリは長芋よりもあり、ツクネイモよりも弱い。
味的には好みがあるのでなんとも言えないが、長芋のシャビシャビ感が気に入らないが、料理はしやすい方が良いという方は姫神芋を選択してみるのも手。
昨年、香嵐渓(愛知県豊田市)の近くで食した天然の自然薯の味と比較するとかなり劣るが、そもそも種が違うので比較するのは長芋種チームが気の毒(#^^#)。
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●購入場所
JAあいち豊田産直プラザ
愛知県豊田市西町4-24
0565-31-9876
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