某店（といってもラベルでバレるが[E:coldsweats01]）で購入したキハダマグロ<解凍>スライス298円。
冷凍キハダマグロを刺身用で購入することは少ないのですが、今回はどうしてもトレーの形状を確認したかったので昼食用として購入しました。
「ツマの量を抑えながらボリューム感のある盛り付け」が可能ということで、最近、ハヤリの傾斜付き刺身用トレーですが、こちらはツマ無しではなく、ツマを少しだけ右側に見せるタイプ。
さすがイオン。コスト低減(ツマ・ケン削減と作成作業時間短縮)だけでなく、造り易さ(盛り付け易さ)にも配慮し、商品作成の標準化も合わせてダブルで目指すという欲張りなトレーです。

　いかがですか?。ツマ(ケン)無しでは寂しいけれど、ツマを少し見せることで若干のイメージアップができます。大葉（青シソ）がドリップで汚れているのはアレですが[E:gawk]。
もっとも、食彩賓館はスーパーの刺身のツマは食べません。昔、自分が刺身の担当だったことがあるのですが、当時のツマの管理が杜撰だったことがトラウマになっているとかの理由ではありません。
以前は簡単な設備の工場や自店のバックヤードで大根からツマを作成し、水に晒しただけで使用していました。昨今は専門のカット野菜工場で製造され、きちんと次亜塩素酸ナトリウムで消毒されている(食彩賓館は次亜塩素酸ナトリウムあるいはオゾン水等で減菌されていないスーパーで販売されているカット野菜は口にしたくありません)ので安全だと思いますが、野菜の“汚れ”はハンパじゃないのを知っているからです。
残留農薬のことではなく、生野菜は、ATP拭き取り検査や生菌検査などで驚くほど高い数値が検出されるからです。時々、｢危険な次亜塩素酸ナトリウムを使用せずに、安全安心な・・・｣というPOPコメントを見かけると、｢ああ　怖い｣と逆の心配をしてしまうほど、生野菜は汚れているのです。
さらに、自社で生野菜をカットして消毒もせずに簡単な水洗いだけで生食商品に使用しているのをオープンキッチンで見せられると・・・。

　閑話休題
話を元に戻します。
このトレーは「刺身がズレない、ドリップが隠れる。初心者でも綺麗に、簡単に盛り付けられる」ということで、なかなかの逸品と思った次第。(キハダマグロではなく、トレーの話)
肝心の商品(キハダマグロ)の方は、味がなくパサパサでしたが。

　こういったアイデア捻出など、トレー会社間の競争は大変なものですが、一方では｢ノートレー・簡易包装｣や「容器包装リサイクル法」といったエコ分野での対応も必要。
容器リサイクルしたり、材質を軽量化したりと、それは大変な努力をされています。
ざっとメーカーを上げると、
中央化学、エフピコ、リスパック、シーピー化成、福助工業・・・・・。その他、多くのトレーメーカーがしのぎを削っています。
　食彩賓館が展示会に行っていたのはエフピコ社。
こちらの展示会はホンモノを使い、しかも、優良スーパーの担当者が展示会用に作成した商品を見ることができます。バイヤーだけでなく、現場の担当者が参加しやすいように地方でも力をいれて開催されていたのが好印象。
自社トレーを使用した生鮮品の商品提案力はナンバーワン。有名スーパーの商品をサンプリング購入するなど、普段の現地・現物研究の成果ではないかと思っています。
●2010/04/26カンブリア宮殿でエフピコ

　中央化学社の展示会で印象に残っているのは、数年前のスーパーマーケットトレードショーでの大展示会。そりゃ見事な提案商品が多数あり、勉強になっただけでなく、楽しむこともできました。
●2008/10/04田村弘一氏講演会へ行く

　リスパック社の展示会はトレーの展示会よりも(失礼!)、某有名コンサルの方の講演会が楽しみ。2回ほど参加しましたが、内容は素晴らしいものだったのですが、主旨がほぼ同じだったので、以降は参加しておりません。今では、展示会参加希望多数の超人気講演会とかで、参加依頼をお断りするのが大変と伺っています。
講演会も楽しみでしたが、リスパック社の展示会は食品サンプルをネタに使用して展示しているのも特長。エコ的にも良い取り組みだと思います。
●2009/11/02ｽｰﾊﾟｰﾏｰｹｯﾄ業界で今を時めくM氏のｾﾐﾅｰへ行く

===========
◆食彩賓館からの連絡
　こういった資材や食品の新商品紹介を希望するメーカーさんや生産者さんがいたらメールで連絡ください。商品カルテと現物があれば無償で記事にさせていただきます。
(サンプル品については、食彩賓館が引き取りに行ける場所のみお受けいたします。愛知県及び近県で開催される展示会等の機会にどうですか?)
もっとも、健康食品や怪しい商品と判断する場合はお断りいたします。さらに、良くないと判断したら正直な感想を付け加えさせていただきます。
ユニークユーザー数　2,000弱/日平均(土日祝日含む)、アクセス数　3600/日平均程度しかないのですが、スーパーマーケットについて興味を持つ方ばかりですので、宣伝効果はあると思いますよ。
・項目別の記事一覧（ｽｰﾊﾟｰﾏｰｹｯﾄ以外）