☆食べログ記事をアップしました
・ユニークホテルポスト(スイス)
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当日は深夜の星空撮影、そして早朝のモルゲンロート撮影、ゴルナーグラート展望台からの4000m峰29座の眺望を堪能した後に、マッターホルンと高山植物を眺めながらの1時間程度のライトハイキング。
そして、午後はゴルナーグラート鉄道でツェルマットに降りてランチ。
そのランチの場所はツェルマットメインストリートに面したユニークホテルポスト(Unique Hotel Post)。宿泊するツェルマッターホフホテルから至近。
◇地図
31年前に来た時に当地で5連泊したホテルでは「フォンデュ・ブルギニョン,Fondue Bourguignonne(オイルフォンデ)」は食したものの、チーズフォンデュは一度も出されませんでした。
提供されないのは日本人客からクレームがくるというのがその理由。
↓ 当時、宿泊したホテルのメニュー。1988年11月。5連泊したが、11月27日のメニューのみ行方不明。
何故、クレームがくるのかというと、「くさい」から。漢字で書くと“臭い”。
もっと良い表現があるかとも思うが、おそらくスイス人も日本のくさやの干物を初めて嗅いだ時は同様の表現をしてしまうかも。
せっかくだからと、31年前のツアーメンバーでスキー場のレストランで注文したところ、あまりの臭いに食べるどころか蓋さえ開けたままにできなかったという程、「臭い」。
↓ ツェルマットからゴンドラリフト1駅上のフーリにあるレストラン。1988年11月27日撮影↓
◇地図
もちろん、各家庭によってチーズの選択やブレンドに特徴があるので、味や臭いの強弱はあるが、当時のチーズフォンデュはどれも「匂いが強かった」。
旅行前にツアー会社選択のための旅行説明会(今回参加したツアーとは別のH社)に参加した時に、「チーズフォンデュを食す」という説明に、思わず「ホントですか?」と質問してしまったくらい、31年前のチーズフォンデュはトラウマになっていました。
今回も心配だったので添乗員さんに事前に「大丈夫ですか?」とお伺いしたところ、「大丈夫です。日本人にも食べやすいようにアレンジされています」。
チーズフォンデュはグリエールチーズ、エメンタールチーズ等、2~3種のチーズをブレンドして、アルコール(白ワイン)や調味料で味を変化・調整。
チーズの種類やアルコールのあるなし、そしてにんにくやナツメグ等調味料の選択、使用量でも味の変化があるようです。
我が家でも、子ども達と旅行した時に乗鞍高原で食べたチーズフォンデュが好評で冬場になるとちょくちょく自宅でも鍋を囲んでフォンデュパーティをしていました。
↓ 2002/06/09撮影 乗鞍高原にて
鍋や五徳が本格的です。ツェルマットで食べたものと同じような形態。
この時に食べたチーズフォンデュの材料が我が家に採用され、今でも家族でたまに鍋を囲んでいます。
加工食品というか、食べやすいようにブレンドされたチーズフォンデュ用のセット食品を使って、パン、肉、野菜、エビ、ウィンナーなどの子供が(今は成人しているが)喜びそうな食材を用意して。
閑話休題
ツェルマットのランチの話に戻します。
まずはサラダ。
今回のチーズフォンデュには基本どおり、布袋に入ったちぎったパンと、同じく布袋に入ったゆでたジャガイモ。
家族でいただく時はフォンデュスティックに食材を刺してチーズフォンデュ鍋に漬けてそのまま食べてしまうのですが、さすがにそのまま口にするのは・・・と思っていたら、我が家の鍋は私達だけだっので、刺したままそのまま口に運びました。一応、二度漬け禁止。(#^^#)
で、ジャガイモはどうするんだろうかと迷ったが、前述の通り、二人専用鍋だったのでジャガイモもいつものように漬けちゃえということでチーズに漬け込む。
ウマイ。旨いぞ。でも、自宅で食べている時のように肉やウィンナーやエビとかも欲しいなあ。ブロッコリーも美味しいんだよなあ。
他のテーブルを見ると、鍋のチーズが少なくなったところでレストランの方が焼きチーズを作ってくれている。
私達の鍋のチーズはそれほど減っていないので焼チーズが作れないという。
う~む。残念だ。
チーズフォンデュを食す時には消化を助けるために白ワインを一緒にいただくことが多い。今回の旅行では「スイスのビールを堪能する」ということも楽しみにしていたので、スイスワインはコープで購入して自室飲みにしています。
・2019/09/09コープサンモリッツベルビュー店訪問記
この店のビールは「cardinal」。初飲メーカーです。
スイス西部、ベルンからレマン湖に向かう途中にあるフリブール(Fribourg)製造のビール。スイス西部製造で、フランス語圏の地域で人気があるという。軽いタイプで、他のスイスのビールメーカー同様に料理の味を損なわない。
写真の色彩について。
旅行途中で、提供された食事を撮影するカメラを一眼レフではなく小型で優秀なコンデジ(RX100)で撮影するようにしたが、レストランの照明と相性が悪く、色が変。
すべてオート設定で撮影したのにこの色じゃあ。RX100はF1.8のカールツァイスレンズ採用1.0
型センサーなんだけど・・・・。
せっかくなのできちんと一眼レフで撮影しておくんだったとちょっぴり後悔。
今回、31年ぶりに訪れたツェルマットでチーズフォンデュを食してみて思ったのは、私の食べているチーズフォンデュは旅行者用のレシピで料理されたものなのか、それとも31年経過してツェルマットでは普通にこのような食べやすい味に変化したのだろうかという疑問。
31年前のチーズフォンデュが“本格的”とすると、今回のような日本人向けにアレンジされた料理を食べても、それが“本場のスイス料理を食べたこと”になるのだろうか。
それくらい、食べやすかったのですが、どのようなタイプにアレンジされていようとも、スイスで、ツェルマットで食した本場のチーズフォンデュであることは確かです。
マッターホルン,高山植物,