★食べログ記事をアップしました↓
・伊豆の佐太郎(静岡県伊豆市)わさび丼,山菜そば,たぬきそば,実食記,
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家族3人でいつもの「温泉と美味しいモノ」旅行。我が家では“温食旅行”と呼ぶ。
今回は念願の「伊豆の稲取キンメ(地金目鯛)の1Kgオーパー」を食す旅。
「冷水機水槽漁船or日帰り漁の日本海産タグ付きズワイガニ」「氷見の寒ブリ」「天然トラフグ」そして「伊豆の地キンメダイ」の1kgオーバーを“漁獲地”で食すのが今のところの食旅目標で、タグ付きズワイガニ1.2kgは既に達成しているものの、残りの3種が課題。
今回の記事は、新幹線と伊豆の踊子号を乗り継ぎ稲取温泉へ、そして漁港市場目の前の温泉宿で特注の「1kg超の稲取キンメ(日帰り漁,地キンメダイ)」と源泉かけ流しの稲取温泉を堪能した翌日の話。
(この温食旅行の件、後日、記事にする予定)。
翌朝、稲取から下田まで電車移動し、下田から三島までレンタカー移動するというルート。
レンタカーを借りての移動は30年ぶり。少々、緊張するが、山登りはともかく、運転はまだまだ子供よりはマシ。
前回、この道を走ったのは2009年。河津の「あおき」を訪れるためというだけの日帰りドライブ。懐かしいと思えたのは河津七滝ループ橋くらい。
今回は家族3人旅。自分の趣味だけを優先することはできないが、見どころを案内するという理由付けで自分の行きたい場所へ向かう。
まずは「福田屋」。
川端康成が一高生の時に天城峠越えの際に宿泊した福田屋。
伊豆の踊子で描写された対岸の共同湯の現在は地元の皆様専用湯になっている。
帰ってから過去の資料を調べたら2009年にも寄っていた。
天城トンネルを確認後、道の駅天城越えへ。
こちらは2009年に訪れていて、記憶もしっかり残っている。
そろそろ昼食をと思って先を急ぐが、残念ながら目的店は臨時休業ということで、浄蓮の滝至近の「伊豆の佐太郎」で昼食を摂ることに。
昼食ピークタイムを外したので客は少ないが、結構、広いお店だが、2人だけで対応しているため、料理提供まで時間がかかる。
先客2名ながら提供まで30分以上待つ。
メニューには天城名物の「わさび丼」の他、イノシシや鹿などのジビエメニューもある。
メインは蕎麦だろうか。
注文したのは以下のメニュー。
★わさび丼990円
★山菜そば 1210円
★たぬきそば1100円
わさび丼は丼飯に鰹節を乗せ、中央に本わさびが盛り付けられた品。
シンプルだが、これがなかなかイケる。
わさびは鼻にツーンと抜けるので西洋わさび(山わさび・ホースラディッシュ)入り?と疑ったが、ご主人に伺うと「本わさびです」とキッパリ。
ちなみにわさび自体には辛さは無いが、ワサビを摺り下ろすとワサビに含まれる「シニグリン」が破壊され、「ミロシナーゼ酵素」と混ざることにより、シニグリンは「アリルイソチオシアネート」に変わる。
この物質が鼻を刺激して「ツーン」となる。
少々、粗目に摺り下ろすと辛みは低減されるというが、この丼のワサビも少々、粗目の市販品のようにも見える。
辛さとしては本わさびよりも西洋わさび(山わさび・ホースラディッシュ)の方が強力なので、生ワサビの旨味よりも辛さが気になる時は混入を疑ってしまう。
でも、このわさび丼は美味しい。完食です。
山菜そばのスープと麺を分けてもらったがこちらもなかなか。
麺は手打ちなのか未確認。
山菜は推定、大陸産。
余談だが、日本加工わさび協会では「本わさび使用」、「本わさび入り」を表示する場合の基準を定めている。
原料わさびのうち、本わさびの量が50%以上の場合は「本わさび使用」と表示可能。併せて近接箇所に「(本わさびに)西洋わさびをブレンド(又は混合)」と表示すること
本わさび50%未満の場合は「本わさび入り」と表示して、併せて「西洋わさびに本わさびをブレンド(又は混合)」と表示するというルールがある。
知ってた?
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・伊豆の佐太郎
静岡県伊豆市湯ケ島2859-29
℡0558-85-0534
営業時間
11:00〜15:00(昼の部)
17:00~20:00(夜の部)予約のみ
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伊豆の佐太郎の道路向かいに観光センターがある。
・浄蓮の滝観光センター
静岡県伊豆市湯ケ島892-14
℡ 0558-85-1125
建物の間に伊豆の踊子像があり、浄蓮の滝の展望台があった。
展望台はあるが、瀑布・飛瀑をできるだけ近くで感じたいのと滝壺も見たいので階段を下りることにした。
荷物を置いて広角レンズと望遠レンズを装着したカメラ2台だけを持って慎重に階段を降りると本谷川と丸岩安藤わさび店のわさび園が見えてきた。
帰りはこの階段を登らないといけないのかと思うとちょっと憂鬱。
本谷川へ降りる遊歩道は川端康成が「伊豆の踊子」を執筆した湯ヶ島の湯本館創業者の安藤藤右衛門氏が私財を投じたと「懐徳碑」に書かれていた。そのおかげて間近まで行ける。感謝です。
★浄蓮の滝。
高さ25mで幅は7m。
玄武岩溶岩流に滝が流れ落ち、柱状節理も見られる。
伊豆半島ジオパークの紹介によると、
~中伊豆の鉢窪山と丸山は伊豆東部火山群の火口のひとつで約1万7000年前の噴火でできた。
その噴火で流れ出した溶岩が現在の国道136号が通る「茅野(かやの)の台地」を作ったという。溶岩流の端の崖を流れ落ちる滝がこの浄蓮の滝~
ということで、しばし眺める。
滝の崖に植生する天然記念物「ハイコモチシダ(ジョウレンシダ)」は伊豆半島と熊本県にのみ自生が確認された貴重な植物。
当方、蘚苔類や隠花植物を見たり育てたりという趣味を持つので興味深々。
浄蓮の滝付近に出店する売店。
・丸岩安藤わさび店 浄蓮の滝売店
わさび園併設。
せっかくなので本わさび購入。
帰宅後、久々に「長次郎鮫皮おろし」で摺り下ろす。
葉が付いていた方から“の“の字を描くように丸く摺り下ろす。
鮫皮だと薄緑色できめ細かく粘りのあるクリーム状に摺り下ろすことができます。
鮫皮で摺り下ろした本わさびは鼻にツーンときません。旨味さえ感じる。至福の味です。
ところで、我が家の「長次郎鮫皮おろし」。仙台市のヨークベニマルへ行った時に購入したが、実は岐阜県土岐市ワールドヴィジョンで製造されています。
ここまで来たら前回(2009年)に寄れなかった「世界農業遺産の静岡水わさび伝統栽培」地であり、「畳石式」栽培発祥の地の「筏場のわさび田」に向かう。
林道に慣れている私ですら少々緊張するワインディングロードを国道から脇道へ約20分ドライブ。
思わず「ここがそうか~」とニッコリ。
面積約15ha(東京ドーム3個分)で1500枚の沢わさび田の棚田が広がる。
本わさびは日本固有種。学名Wasabia japonica Matsumura。
素晴らしい景色ですね。
事前に「わさび田を見学する際のルール」を読んでいたので短時間で当地を離れる。
途中、寄りたかった天城湯ケ島温泉湯本館(川端の宿)には筏場に寄り道したためパスしたのが残念(2009年に訪問済み)。
代わりに所属する日本温泉地域学会が「日本温泉地域資産」に認定した「独鈷(とっこ)の湯(修善寺温泉)」へ。
以前、修善寺温泉に訪れた時にはまったく気にしていなかったことが悔やまれる。
と、言うのも、残念ながらこの湯は現在、入ることができない(利用不可)上、当地に移転する前は19mほど上流にあったとか。移転は2009年4月なので前回訪れたのが2009年5月で移転後ながら、宿泊に訪れたのはそれより前(時期曖昧)なので、その時は移転前の「独鈷の湯」に入浴できたかもしれない。
修善寺から富士山を眺めながら三島駅へ向かう。
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◆2024年1月伊豆,熱海,稲取,下田,河津,天城峠,ワサビ田,独鈷の湯
・2024/02/25伊豆の佐太郎(静岡県伊豆市)天城峠,ワサビ田,独鈷の湯
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【商業施設・飲食店訪問17,000店強】
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