・初秋ロピア泉ヶ丘ジョイパーク店
企業HP
大阪府堺市南区 三原台1丁目1-3
ジョイパーク泉ケ丘店
開店日2024/秋
記録日2024/07/01(紹介記事7/2)
◇出店地付近の地図
ロピアとは?
(この記事は2024/06/11に農水省が措置した「株式会社ロピアにおける菓子類及び調理食品の不適正表示に対する措置について」以前に記録した記事となっています。よって措置によって排除された商品も以下の記事内で紹介している場合があるかもしれませんが、購入については自己判断で購入してください。当記事はロピア社について報酬によって推奨する記事、いわゆる“ステルスマーケティング”ではありません)
2031年度にグループ売上高2兆円を中期目標として取り組んでいるロピアは、“旧”チェーンストア企業が目指す「本部主導型の金太郎飴型店舗運営」ではなく、「個店主義」あるいは「現場主義」を標榜して全国展開を目指しています。
流通業で働くことは、生業として店舗を営んでいる(経営者)ではない場合、本部所属でないとまったく仕事がつまらない(流通業に40年勤務した当方の私見)と感じることが多い。
(現場勤務は面白いが成果があがらないことの方が多い。本部勤務は辛いことの方が多いけどやりがいはデカい)。
将来のためということでの現場体験修業時代ならともかく、若年で本部根幹部門に所属した後の、中間管理職としての現場勤務は前述の通り、経営幹部候補型の所属長勤務であっても我慢を強いられる。
これは現場勤務の経験が無い人や、あったとしても短く、恵まれた環境で経営幹部に昇りつめた人には決して理解できないことだと思う。
明らかに能力の劣る人物、あるいは不可思議とも思える本部からの指示に従うことを度々体験すると余計につらく、収入を得るためだけの勤務となってしまう。
(「いやいや、私はそうではない」と思う人は立派な人生を送れる人だと思っていますよ。)
“旧”チェーンストア理論は現場での勤務を(長期に,継続的に)しない人の発想であって、欧米的な“ワーカーと管理者の明確な分業”が不明確な日本では、1割のやる気と9割の惰性を生むのが“旧”チェーンストア理論だと思っています。
ただ、新興企業において人材育成能力が出店数に見合わない程の店舗拡大期においては“旧”チェーストア理論は有効であり、また、ドミナント出店による地域の寡占化を目指す企業にとっても組織論や分業体制の確立、マーチャンダイジングの深堀など、本部主導型の“旧”チェーンストア理論的な運営が有効な場合もあります。
日本のスーパーマーケットをこまめに訪問して確認した体験から「チェーンストア的スーパーマーケットは本部から遠ざかるほど組織パワーが弱まる」という私なりの経験則を持っていて、それを防ぐには出店範囲を限定的に「本部から目の届く範囲」にするか、“旧”チェーンストア理論を突き詰めて完成させるしかないのではと思っています。
ロピアはそういった“旧”チェーンストア理論ではなく「“新”チェーンストア」を理論ではなく、実践によって実現しようとしている企業だと思っています。
その代表事例が冒頭前述の「個店主義」あるいは「現場主義」であり、現場にある程度の権限を委譲することにより、突発対応が頻発する現場において“当意即妙”な対応ができる能力(私はこれを“現場瞬発力”、“現場機動力”と言ってます)を向上させ、末端部署勤務の惰性を防止し、且つ、自身の体験や発想を駆使した商品開発や売場提案ができる、あるいはできるように自助努力の推進が可能。
とはいえ、そこは多店展開をしている企業なので、ある程度の“縛り”“原則”は必要であり、ある程度の本部管理はされている様子。
また、個店主義の場合、労務管理や売場での表現・表示に関してのコンプライアンス面での配慮には注意が必要。
客から見た不便は“提供単位が基本大容量”、“さほど安くない(支払い価格が多め)”、“現金支払い”、“接客が荒い”、“表現が少々誇大傾向(私的印象)”でしょうか。
逆に特徴としては「ロピアでないと買えない商品を販売」ということで、価格だけではない他店との差異化(×差別化)戦術で全国に拡大中。
例えば生鮮食品売場では「鮮度・大粒にこだわった果物」、「生本鮪ブーメラン(赤身、中トロ、大トロ3部位)」,「魚萬鮪・はみだし巻」,「薫煙荒挽ウインナー」,「POKE BOWLSバイキング」、「大ネタ寿司バイキング」,「みなもと和牛」,「黒毛和牛メガ盛り」、「自社工場製造ハム・ソーセージ」「ゴチGOCHIシリーズ」・
チルド&冷凍グロサリーでは,「ディナーピザ(マルゲリータ,クアトロフォルマッジ)」,「ラップサンド,カルビローラー」,「つけめんMASAの魚介醤油つけ麺」,「冷凍たこ焼き」,「自社製ナゲット&フリッター」,「かけるチーズ」,「世界のごちそうシリーズ」,「やみつき肉餃子・野菜餃子」。
惣菜・米飯では「メガ盛りパック」,「テリヤキチキン」,「やみつき肉餃子」,「うなぎ姿寿司」,「うな玉丼」,「キンパ」,「小林さんちのおにぎり」,「大きな皮のせ焼売」,「小林さんちのナポリタン超絶ミートソース」,「ロースカツ重」,「モンSTARバーガー」,「にぎり寿司」,「でっかいチキンカツ」,「キャベツ焼き」,「ロピア肉団子」,「きゃべつメンチカツ」,
グロサリーでは「いちごバター」,「ロピアドレッシング」「フォロのドレッシング」,「バター薫るコーンスープ」,「おつまみジャーキー」,「にんにくステーキだれ」。
菓子やスィーツでは「シュークリーム」,「ニューヨークチーズケーキ」,「今川焼」,「練乳鈴カステラ」,「スパイスケーキ」,「アソートマカロン」,「ピスタチオ生クリームプリン・なめらかチーズケーキ」等々。
何にしても行くとあれこれ買物してしまうのはコストコ同様に「ココでないと買えない商品を販売」しているから。
よって、他のディスカウンターと比較して「競合が大変」とか「どう迎え撃つか」等の憶測はあまり意味がないと思う。
ロピアに関する記事
★印は訪問記
・2023/10/11ロピア筑紫野シュロアモール店(福岡県)
・2023/08/21THE BIFTEKI川崎砂子店(川崎市)
・2023/04/25ロピアとコラボスーパーバリュー杉並高井戸店
・2021/02/05ロピア小平店(アクロスプラザ小平)
・2018/05/28ロピア菖蒲フォレオ店(埼玉県)
・2018/04/10ロピア印西BIGHOP店
・2017/05/23ロピア浦和クイズゲート店
・2016/11/29ロピアふじみ野店(埼玉県)
★・2013/11/28ロピアららぽーとTOKYOBAY西館訪問記
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◇スーパーバリューに関する記事
・2023/04/08ロピアとコラボスーパーバリュー杉並高井戸店
・2019/03/31スーパーバリュー練馬大泉店
・2018/05/28スーパーバリュー上尾緑丘店
・2018/05/03卸売パワーセンター岩槻店(埼玉県)
・2018/04/16スーパーバリュー世田谷松原店
・2017/12/08スーパーバリュー南浦和店
・2017/10/24スーパーバリュー大宮三橋店
・2017/10/09スーパーバリュー幕張西店
・2017/09/07スーパーバリュー上尾緑丘店
・2017/03/16スーパーバリュー練馬大泉店
・2017/01/19スーパーバリュー春日部小渕店
・2016/10/18スーパーバリュー川口伊刈店
★・2009/12/17スーパーバリュー越谷店訪問記