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いちやまマート諏訪店訪問【その2】平牧金華豚の話。そしていちやま社の「未来ある子供達にぜひ食べてもらいたい」に賛同

この記事の前段として、下記の記事があります。未読の場合はそちらからご覧ください。
 2011/04/28いちやまマート諏訪店訪問記(その2)
 2011/04/25いちやまマート諏訪店訪問記(その1)
 2010/10/13いちやまマート イッツモア徳行店訪問記
 2009/06/15いちやまマート増坪店訪問記
 先日、思いの丈を述べたので、今日は覚書的に記す。以前も書いたが食彩賓館は“超記憶宣言”をしています。でも、売場で記憶した内容と実際が違うかもしれません。尚且つ、勝手に紹介しています。問題があるようでしたら、いつでも訂正&削除しますので、こちらの方法で食彩賓館まで連絡いただければ幸い。

いちやまマート諏訪店
長野県諏訪市中洲3588
℡0266-54-2271
営業時間 朝9時~夜10時
訪問日 2011/04/20
訪問日 2011/04/23

 
 前回訪問した徳行店から売場表示を日本語に変更しています。そちらで感想を述べているので、今回は割愛。

・大地の恵み←(青果)
・磯の香り←(鮮魚)
・豊かな味わい←(精肉)
・まごころの味←(惣菜)
・日本の味←(和日配)
・おいしさの彩り←(洋日配)

 来店客はすべてアジア系の顔をしていて、話す言葉からほぼ日本人と推測。なので英語表記する必要はないバスなのになぜか日本のスーパーマーケットは英語を使う。もっと気取ったところはフランス語やイタリア語を使っている。いつも疑問に思っていたのだが、ようやく いちやまマート徳行店で日本語表記の売場を見ることができました。デザインを提案した会社の方にお礼を言いたい。そういえば、遠鉄ストア社の新店でも日本語と英語併記にしていた。そういう流れになっているように思います。
ただし、「豊かな味わい」から精肉売場を、「おいしさの彩り」から洋日配・デザート売場は連想しにくいように思います([E:catface])
 
 さて、いちやまマート社の商品コンセプト。

 「未来ある子供達にぜひ食べてもらいたい

 というテーマでPB商品が作られ、売場のメインの品揃えとしてコーナー化、あるいは商品化されています。良いテーマだと思います。食は未来(子孫)につながり、子供は未来を支えます。大事にしていただきたいテーマだと思います。
で、それとは関係なく天井を見ていて、いちやまカラーである紫と濃い緑の使い方が難しかったろうなあとデザイナーさんに同情。
 2時間滞在しました。見所も多いし、突っ込みどころも多い。楽しい買物ができました。今時、一ヶ所で2時間も楽しめる場所なんてないですよ。パチンコ屋さんだったら数万円使ってしまう(リターンもあるけど)。

 売場を徘徊していたら金華豚(きんかとん)の試食販売をしていた。平田牧場の方がたまたまいたので、少し話を伺う。いちやまマート諏訪店で販売していたのは「純粋系」ではなかったので、愛知県から来たことを告げ、愛知県で純粋系を購入できる店を聞いたのです。もちろん「私の知っている限りではイクタフードだけで、Aコープ高蔵寺は純粋系ではない金華豚を販売していることは知っている」とも話しました。実は東京のミッドタウンのオープンの時に平田牧場の直営店にも行っているくらいのファンなんです。平田牧場のというよりは「豚好き」(笑)。
(あとはJA紀南 Aコープクックガーデンでも見ました)
「西区の専門店さん。名鉄百貨店の平田牧場直営売場。時々サポーレで販売」ということでした。嬉しいなあ。長野まではるばる来た甲斐があった。お礼に金華豚を使ったレトルトカレーを購入。大きな肉の塊が二個入っているが、カレーでは金華豚の味の良さが確認しにくいように思う。美味しいけど。1,000円だしなあ。
 
5/1に平牧純粋金華豚の骨付きプロシュートを廉価で販売するということを伺う。もう一度5/1に来るかなあ。高価だけど、嗜好品として食べる時は食費に入れないのです(笑)。食彩賓館は自宅以外で酒を飲むことは稀なので、スーパーで使うくらいのツマミ代はかわいいものです。

以下、見たまんまの覚書。順不同。

●青果
・バナナ売場の赤白レンガとグリーンを組み合わせた装飾が気に入りました。ナイスです。グッジョブです。
・入口でパインピラーを用いてライブ販売。一応、透明カバーで囲っているが周囲、及び頭上は空いている。ライブ販売だが、ゲリラ販売とまでは行かない。
・「当店の葉ものは陳列後、正札6時間販売。6時間を過ぎたものは10円引きさせていただきます。10円引きシールが貼ってあっても鮮度的には何の問題もないので実はとってもお買い得」
↑ これをもって「超鮮度宣言」と表示しなくなったのが好印象です。
・KAWAJUN(河淳)の陳列備品を多用。売場には濃いめのグリーンを多く配置して装飾。平台の樹木装飾がちょっと邪魔のように思うけど。むか~し初めてクィーンズ伊勢丹を見た時の驚きほどではないが、結構、雰囲気は出ていると思う。
・朝採りほうれんそう1日限定100束が訪問時間帯でも残っていた。価格の所為だと思うが、値引きされていないので、6時間は経過していないと思う。貼付されたシールのデザインが良い「今朝採り野菜」。
・ハウスデラウェア1房、サクランボミニパックを品揃え。うわお。
・沖縄産とうもろこし。
・「超鮮度宣言。当店のじやが芋は正札販売 2日間。その後は値下げ販売いたします」
 ↑発見([E:catface])

●鮮魚
・作業場と売場の間にライブキッチンを設置。さらに当日は売場で切身のヅケをライブ作業販売。
・「鮮生」シール。
 
・「築地魚河岸祭り」。青森産キンキの色が見事。ここだけの訪問だったら間違いなく購入していたと思う。1,000円/尾。鮮生シール添付。
・刺身の姿作りの骨のあしらいが面白くて購入。
 ↓ めばる
 

さより
 
・公告の品の「モッツァレチーズとスモークサーモンのサラダ」も現物確認。内容と比べて699円はお値打ちだが、手が出ない。
・「当店の貝類は正札1日販売」
・「くさや」
・「高騰しているたこです。仕入をがんばりました。煮だこ(生食用)地域1番のこの安さ。おみのがしなく」
・伍魚福の売れ筋3品を平台で販売。「美味しさの秘密」「想像してみてください」「愛され続けてもうすぐ10年。発売以来約150万食突破」。品揃え商品は鮮魚対面横のオープンケースでコーナー展開。

●精肉
・「超鮮度宣言。鮮度の良いお肉をご提供させていただく為に当店の小間切れは、毎日夕方4時には切り立てをご用意しております。だから超鮮度。新鮮だから冷蔵庫で日持ちちがします。お安い時にまとめ買いがお得。午前製造の商品は割引販売いたします」。
↑ 内容はともかく、POPの作り方が上手い。
・「日本一美味しいといわれたことのある豚肉」
 ↑少し、際どい微妙な表現。大丈夫か?
・「牛肉のおすすめランキング」を★で表現。5ツ★は「いちやま霜降り和牛」、四ツ★は青森県産三沢牛(交雑牛)。ちなみに三ツ★はいちやま健味牛(オーストラリア産)。
・信州プレミア和牛を平台で量販。ここに先日紹介した「旨いもん屋」のPOPが表示されていた。確かに等級や品質に比べて圧倒的な安さを実現していると思う。でも手が出ない。
・国産牛肉の格付け表。等級(1~5)と肉質・脂肪などの4つの項目をマトリックスで表現している。少しわかりにくい。自分達用の覚書かも知れない。でも食彩賓館はこういう「事実を客観的に表示するPOP」が好き。
・鮮生ひき肉「鮮度劣化しやすい解凍肉は絶対に使用しません(お子様に食べてほしくないことからはじまりました)。ひき肉の鮮度はお肉屋さんの顔。当店は鮮度の良い生肉のみ使用」
↑ グッドだと思います。さらに「毎日がこの価格 牛豚ひき肉」
・価格訴求品でブラジル産の鶏モモ肉を販売。「地域の一番の安さに挑戦します」。
・鶏肉「信州黄金シャモ」「甲州地鶏」「健味どり」と品揃え。合鴨も野菜とセットして販売。
・「いちやま健味どり。特徴 皮や脂肪が白く、肉もとってもきれいな薄桃色。低脂肪低コレステロールでタンパク質・ビタミンEが豊富。とり肉特有のくさみが少ないと評判。やわらかくジューシーで味のよさが自慢」
・「丸鶏こそ味に差がでます」
・「やきとりの美味しい焼き方ポイント。サラダ油をちょっと塗って魚焼グリルで焼くとやきとり屋さんで食べる以上に上手に焼き上がります」

●惣菜
・「白エビ唐揚げ。富山湾の白い宝石と呼ばれるほど貴重な白エビを贅沢に唐揚げしました自慢の一品です」。スーパーの惣菜売場で富山産白エビを唐揚げにして販売しているのを初めて見た。ナイスな商品だが、単価が高いのが玉に瑕。
 
・「中華の代表料理の量目目安」9品目について1人前から5人前までの一覧表が掲示してあるが、すべての料理に対して、1人前→100g、2人前→200g,3人前→300g,4人前→400g、5人前→500gとなっている。意味がないようにも思うが、何か隠された目的があるのだろうか。
・「ホタテフライ。手作りなんです。北海道噴火湾産の生のホタテを使用したいちやまマートオリジナルの三ツ星商品。食べれば美味しさがわかります」
・「ジャンボもち豚焼売。化学調味料無添加のお肉本来の味が楽しめる」
・「マスタードなのに辛くない」
・甲府とりもつ煮は惣菜で店内加工品と加工食品。そして、精肉でアピール。関連記事。
・「夕方のメニュー。午後4時以降の製造」シール
・ご当地麺マップで「足利ポテト入り焼そば(栃木)」「東村山黒焼そば(東京)」「ぼっかけ焼そば(神戸)」「牛ホルモン焼うどん(津山市・佐用町)」「焼うどん(小倉)」「とんこつ焼ラーメン(博多)」を提案。売場に残っていた焼そばを見ると「富士宮風焼そば」と表示。この“風”という表現が良いと思う。現地で食べられているものがホンモノとすると、スーパーでやっているのはあくまで“風”な食べ物なんです。この謙虚さがグッド。
 
・手巻き、直巻きおにぎり59円。
・パエリア650円。これはおいしそうだ。ただし、650円。内容を見るとお値打ちなのはわかるが、なかなか手を出しにくい微妙な価格。
・ロコモコハンバーグトマトのスライスした厚さがグッド。フルーツトマトか?
 
・平台展開の見映えの良いサラダは取り売り。このコーナーのレンガを使用した下敷き装飾も見事。

●寿司
・「美味しさ宣言」当店の生寿司は毎日夕方4:00以降“握りたて”をご用意しています。だから美味しく“超鮮度”。シャリとネタの味がちがいます。
・「いちやまマートの美味しいお寿司。すし酢の3つのポイント。①原料→酢・砂糖・塩・昆布。余計なものは使わない。②酢→長野県の工場で醸造。信州の水と空気の中で酢造り。③昆布→北海道産利尻昆布を使用。本格だしを取っている」
・寿司は丁寧に作りこまれているが、ネタが少し寂しいのと食彩賓館が想定する価格設定よりも100円~200円高く、「ちょっとつまむ」には手が出せない価格帯。「とびっきり」という印象はない。ということで、「上巻き寿司」を購入。すべて横向きなのは小サイズのトレーが不足したのか、それともこういった商品作りなのかは不明。しかも左側の一貫だけ厚みが違う。こういった商品作りもするのかとパクリ。美味しいじゃあないですか。

 
●和日配
・「毎日がこの価格」木綿豆腐300g 29円。
・「山梨名産 おざら。甲州の地に古くから伝わる郷土料理 ほうとうの麺を冷たく冷やし、温かい具沢山のつゆで味わう夏のメニュー」これは知らなかったというよりは今まで見落としていた。しっかりインプットしました。夏に来た時に食べてみよう。
・「おしぼり生うどん」も品揃え。ただし、コト提案はない。
・「旬の浅漬コーナー」

●洋日配
・チーズ売場を見ていたら「チーズのことなら山田に聞け」とあった(笑)
●加工食品
・価格訴求POP「今週の衝撃プライス」。
・ラーメンサードブランド5食袋178円
・メイン通路側は「売りたい商品」を中心に商品提案。中エンドはテーマエンドと特売エンド。良く考えていると思うが、エンドの組替えが手書きPOPの書き換えともども大変そう。
・地粉へのこだわり。「地粉」「おいしいすいとん」「おやきミックス」「長野原産の小麦粉」。そして地場の人気商品「花ころも」。地産地消だけでなく、地場の料理も大事にしています。食は文化です。文化を継承し、次代に繋げる事も食に関わる仕事をしているものの努めだと思っています。
・レトルトカレーの本棚陳列。背表紙見せて本棚に陳列するように並べている。作者名を表示する帯も本屋風。

・「丸善ソーセージにもグレードがあります。当社の丸善ソーセージは特注品。合成着色料のタール色素が入っていません。わざわざ丸善さんに作ってもらっています。県内ではいちやまマートだけの販売です。いちやまマートの安心安全のこだわりです」←良いです。一番良いコトPOPだと思いました。事実をきちんと、虚飾のない言葉で伝えようとしている。で、合成着色料のタール色素はどんな悪者なのかの説明があればさらにグッド。
・地

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