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表門(正門)から陰~陽ルートをだとり好文亭へ。水戸偕楽園(茨城県水戸市)紀行その2。

水戸偕楽園(茨城県水戸市)紀行その1.から続く
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 前回記事で紹介した正式ルートである「陰~陽ルート」の復習。

~この表門ルートというのはちょっとした意味があって、表門から一の木戸を通り、孟宗竹林に入り、下は熊笹、上部は大杉森に覆われた「陰の世界」に入ります。この後、好文亭に至ると視界が開け、「陽の世界」が広がります。
これは徳川斉昭の「「陰と陽の相反するものの調和によって、万物は健全育成するという原理に基づき、人間もまた屈伸して身体や心の調和を図り、修養につとめよ」という一文によって、“陰から陽ルート(好文亭表門→東門)”が推奨されるようになったとか。~

 偕楽園は天保13年(1842年)に徳川斉昭(水戸藩の第9代藩主)が開園した公園。弓に例えた「一張一弛(いっちょういっし)」という造園理念であらわされるように、藩校弘道館(天保12年(1841年開設)で学問と武術を勉強する藩士や子弟の余暇及び心身の休養の場として造られたという。

 ということで、まずは表門。松煙色(黒色)のため「黒門」とも呼ばれる。
↓表門

◇地図

↓ 一の木戸をくぐると「陰の世界」に

↓ 孟宗竹林。弓の材料とするために斉昭が京都から移築。

↓ 吐玉泉

◇地図

↓ 大杉森

◇地図

“陰”をようやく抜けて“陽”にでました

↓ 好文亭中門

さて、この好文亭からは「陽の世界
水戸藩第9代藩主徳川斉昭公自らが設計。木造2層3階建の本体家屋と平屋の奥御殿からなる。「好文」とは梅のこと。晋の武帝の故事による命名。建物自体は1945年の終戦間近に空襲で焼失。現存建物は1958年再建というから、私と同い歳。

↓ 好文亭入口

↓ 好文亭前庭

↓ 好文亭 待合

↓ 前庭から好文亭前景

↓ 楽寿楼(3階)からの眺望

↓ 内部。襖絵は須田珙中氏と田中青坪氏による。

↓ 好文亭内部

↓ 好文亭 中庭

↓ 配膳用 昇降機

↓ 好文亭を出て 芝前門(しばさきもん)

↓ 東側から好文亭を眺める

↓ 仙奕台(せんえきだい)からの眺め

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・水戸偕楽園その1。梅林の梅開花確認。見晴亭で茨城産干し芋に続く

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水戸 偕楽園
茨城県水戸市見川1-1251
TEL:029-244-5454
偕楽園本園:午前6時から午後7時まで(2/20~9/30)、午前7時から午後6時まで(10/1~2/19)
偕楽園本園を除く区域:24時間
※イベント開催時は変更になる場合があります。

 

◇地図

●好文亭
利用案内
○開館時間
午前9時から午後5時まで(2/20~9/30)
午前9時から午後4時30分まで(10/1~2/19)

◇地図

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◇2019年1月の茨城県遠征記事
2019/03/08北野エースエクセルみなみマーケット(水戸駅)
2019/03/15ザザコーヒー水戸駅前店でゲイシャ購入
2019/03/20水戸偕楽園紀行その1。表門から
2019/03/21水戸偕楽園2。好文亭,吐玉泉