食彩品館.jp

「嫌いなワードはフォトジェニックとインスタ映え」という食彩品館.jpが志摩観光ホテルカフェワインバー「リアン」で開業70周年記念アフタヌーンティー。伊勢志摩ガストロノミー,木づかい宣言,高橋忠之シェフ,樋口宏江総料理長,

☆食べログ記事をアップしました

志摩観光ホテルリアンで開業70周年記念
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  最初に断っておくが、食彩品館は低価格で素材の良さを堪能できる料理が好み。

よって装飾の施され過ぎた見た目重視料理華麗な雰囲気の施設での飲食は苦手というか嫌いで、できるだけ避けている。

嫌いな言葉は“フォトジェニック”と“インスタ映え”(#^^#)

 それでも還暦を過ぎて残り少ない余生(健康寿命72歳まであと9年)をできるたけ有意義に過ごすため、いろいろな体験をしておきたいということで、今回は家人のリクエストで志摩観光ホテルカフェワインバー「リアン」で開業70周年記念アフタヌーンティーをいただくことに。

もう一度、断っておくが、セレブ気取りで豪華な料理というかアフタヌーンティーメニューを紹介したいというのが今回の記事の趣旨ではない。
家人は三重県生まれで志摩育ち。当方も三重県生まれで「志摩びと」の会員。
志摩には思い入れも関わりもあるということで、その代表施設の一つである志摩観光ホテルの70周年をひっそりと祝いたいというのが訪れたもうひとつの理由で、それを記録しておきたいというのが今回の記事の趣意。

 志摩観光ホテルには大きくわけで3つの建物があり、それぞれにレストランやラウンジ・バーが設置されている。

●ザ クラシック
・ラ・メール ザ クラシック(フランス料理)
●ザ ベイスイート(新館)
・ラ・メール(フランス料理)
・浜木綿(和食)
・ル・ファー(ラウンジ&バー)
・ライブラリーラウンジ
●ザ クラブ(旧館)
・Lien(カフェ&ワインバー)
・山吹(鉄板焼きレストラン)
・愚庵(茶室)

↑ この地図の上にある賢島大橋周辺のイカダ・カセは30年近く前に家人の実家へ行くたびに通っていた釣り場です。ああ懐かしい。

 せっかくの志摩観(シマカン)なので、イセエビのスープアワビのステーキは外せないと思い、70周年メニューをいろいろと調べると(この記事の下部で内容を紹介しています)、1日限定1組の特別メニューが5万円/人。ふたりで10万円。

開業70周年記念晩餐会(全3シリーズ)は3万5000円/人でふたりで7万円。

結構、リーズナブルな価格設定になってます(支払額ではなく提供料理の質に対してです。念のため)。

その他、メニューを眺めると、当ホテルと料理を愛した山崎豊子氏の「華麗なる一族」から命名した特別ディナー「華麗なる晩餐」が3万円とさらにリーズナブルで、且つ、イセエビのスープとアワビのステーキも含まれている。
新作執筆時は必ず訪れたということもあり、「華麗なる一族」の書き出しはレストラン「ラ・メール ザクラシック」のシーンで、「陽が傾き、潮がみちはじめると、志摩半島の英虞湾に華麗な黄昏が訪れる」という情景描写で始まる。

 もともと和食を選択する人が多かった当ホテルの食事を「和食か“海の幸(フレンチ)”か」というフレーズで客に提案したり、詩的なメニュー名称を加えたりすることで、フレンチを当館のメイン料理に育てたのは第5代総料理長 高橋 忠之氏。

「火を通して新鮮、形を変えて自然。火を使って、あるいは形を変えてより新鮮に、より自然に作り変えることは素材に対する祈りである。」(第5代総料理長 高橋 忠之氏)
おもわず、「御意にござります」と平伏しそうになる重厚なお言葉です。

華麗なる晩餐にしておくか」と家人に提案するとあっさり却下。
前日に地元の友人と賢島宝生苑でランチへ行くので、シマカンはアフタヌーンティーにするという。
だったら最初から言ってよ~と心の中でつぶやく。
それにしてもこれまでの倹約家がどんな意識の変化があったのかはわからないが、気前の良い出費ではないか。当方にもおこぼれチョーダイ。

開業70周年記念アフタヌーンティー4,800円/人

 開業70周年を記念し、三重の木材で制作したオリジナルアフタヌーンティースタンドが料理よりも目立つ。
~寺社建築や古民家にも使われている丈夫で上品な質感の欅と、リップルマークと呼ばれる木目が美しい栃を採用。どちらも地元伊勢の森に自生する広葉樹であり、森の多様性を表現しています。
三重の山々に自生する常緑広葉樹の木を使用することで自然環境の循環を表現し、伊勢神宮のお膝元で料理を提供する感謝をデザインに込めました。
ふたは3つの板を組み合わせ、伊勢湾に流れ着く櫛田川、宮川、五十鈴川を表し伊勢の森から川、海へと続く循環を表現しました。
スタンドには釘は使わず、伝統的な木組みにこだわりました。取っ手は伊勢神宮の宇治橋の鳥居から、太陽が美しく昇る様子を表現。
(ホテルHPより)~。

 へぇ~と感心する他ない説明ぶりです。

 そして、大事な「伊勢志摩ガストロノミー」。
食材と文化について考察することを「ガストロノミー(美食学)といい、古くから朝廷や伊勢神宮への食材を収めてきた伊勢志摩地方らしく、地域のルールを作り、資源を守りつづけてきた歴史と伝統を盛り込んだ志摩観光ホテルの「海の幸フランス料理」のコンセプト。

さらに「三重県木づかい宣言」も重要な取り組み
三重県産木材を積極的に使用、PRする事業者を認定、登録する制度で、森林資源を積極的に伐採、利用することにより「緑の循環」を促進することを目的としています。当館の「SDGs」の取り組みの一つ。

 なるほど。
と、いうことで実食となるわけですが、現総料理長,樋口宏江氏のお手製メニューは「いちご大福(ティースタンド左上)」です。

写真は二人分。こういう場所ではいつものように一眼レフやデジカメで撮影するほどのヤボではないので、家人のiPhoneで周囲に配慮し、場の雰囲気を邪魔しないようにサイレント撮影。
先日もある人物から注意(写真をいくら撮影しても美味しさは記録できない。よって味わうことに集中すべき。なにより雑菌で汚れた撮影機器を触ったりしながらの食事は衛生的ではない。店の同意を得たとしても写真を撮影しない客は冷めた目で見ていることに配慮しなさい。)を受け、店の同意があれば人物以外の静物を撮影するのは権利だと思っていた自分が恥ずかしいと反省したばかり。

画像のスタンドの料理は二人分。

◇セイボリー
・かつおの天白鰹節と伊勢まだい、玉ねぎのムース仕立て
・桑名産ハマグリのプレッセ,
・松阪牛ローストビーフサンド
・鮑とあおさのフリッタータ
・ファグラとトリュフのグリーンタルトレット

◇スウィーツ
□Strawberry
・いちご大福
・シュークリーム,
・ロールケーキ
・マカロン
・季節のフルーツ
□Cirtrus
・パートドフリュイ
・タルト
□Ise Green Tea
・ショコラブラウン
・テリーヌショコラ
□Other
・あおさのスコーン
◇飲み物
・ルイボス
・カモミール
・ウェルネス
・スイートベリーズ
・ソフトビーチ

この手のハイクラスな料理は食彩品館は苦手なので以下、ホテルのメニュー紹介より抜粋。

~三重県産のいちご、四日市市水沢産の伊勢茶の抹茶、南伊勢産の季節の柑橘などを使ったスイーツや和菓子をご用意。
セイボリーは、志摩産カツオ節と新玉ねぎのムース、桑名産ハマグリのプレッセ、松阪牛のローストビーフサンド、鮑やあおさのフリッタータなど変化に富んだ多彩な味わい。
桜の花をパウダー状にした美しい色合いのチップなど、春を感じるプレートに仕上げました。¥ 4,800(サービス料・消費税込み)~
(ホテルHPより)

 これだけ手の込んだメニュー、そして華麗な雰囲気の中での4,800円は確かに支払い価格以上の価値観と感動を与えてくれる。

とはいえ、私は地場で食す人だけが味わえる、“志摩ならでは”の原材料と、素材そのままの味を見栄えなど関係なくド~ンと出してくれる料理の方が嬉しい・・・とは家人には言わず、心の中に留め置く。

 なんにしても70周年おめでとうございます。

↓ お土産として購入した「あおさパン」

↓ パワーブレックファースト会場

◇資料

 

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・カフェ & ワインバー「リアン
℡0599-43-1211(代表)
受付時間: 9:00~20:00期間 3/1~5/31
販売時間 11:30~17:30
◇地図

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志摩観光ホテル
三重県志摩市阿児町神明731
宿泊予約センター: 0120-333-001
受付時間 平日 9:00~20:00 / 土日祝日 9:00~17:00

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70周年記念サイト(2022年3月31日まで)
 
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開業70周年記念オリジナル商品

純米大吟醸 神の穂「志摩」
 米(国産)、米こうじ(国産米)
 原料米 :三重県産 神の穂100%使用
 精米歩合:50%
 内容量 :720ml
 アルコール分:16度
 期間 2021/02/19より販売開始
 販売店舗
  ザ クラシック ショップ
   ザ ベイスイート ブティック
 販売価格 7,000円 ※消費税込
  販売数  300本限定
 ホテル内各レストランでもボトル・グラスにて販売。

 

開業70周年記念カクテル

 志摩観光ホテルの魅力をグラスに表現
 ☆晩景~BANKEI
  あおさや伊勢茶などのボタニカルを使った「伊勢神(クラフトジン)」に南伊勢の五ケ所みかんやピーチ、パイナップジュースの甘みが調和した口当たりの良いカクテルです。
¥1,500 (サービス料・消費税込み)

 ☆志摩クルーズ~70周年の船出
 リアス海岸の織り成す美しい景観の英虞湾へクルーズで滑り出すような爽やかさを表現。三重県産純米焼酎のまろやかな味わいに、南伊勢の柑橘を加えすっきりと仕上げました。
¥1,800 (サービス料・消費税込み)
 販売期間  202103/01~2022/03/31
 販売店舗 カフェ&ワインバー「リアン」

 

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レストラン
三重の風土が醸す銘酒「瀧自慢」と和食総料理長塚原巨司による饗宴
 三重の食材を使い、ライブ感あふれる一夜限りの特別コース
 期間 2021/06/15
 時間:〈受付〉17:30~、
    〈お食事〉18:00~
 料金:お一人様¥ 30,000(税金・サービス料込)
    宿泊付 ザクラッシック¥50.000~
        ザ ベイスイート¥68.000~
 会場:ザ ベイスイート和食「浜木綿」
 定員:30名

フレンチレストラン「ラ・メール」1日1組限定 季節を描く特別なひと皿
 開業70周年を記念し、総料理長 樋口宏江が仕込んだキャビアとシャンパンから始まる特別な晩餐。その時に美味しい食材を選び、おすすめの調理法でお客様だけの一皿に仕上げる贅沢なコースです。
 期間 2021/04/01~2022/03/31
 時間 夕食17:30~22:30(L.O.20:30)
 内容:料理長おまかせメニュー
 料金:お一人様¥ 50,000(税金・サービス料込)
 1日1組様限定 2名様より
  ※3日前までのご予約制です。
  ※取消料:2週間前30%、1週間前50%、2日前100%
   ご予約:電話。

開業70周年記念晩餐会(全3シリーズ)予約受付終了
 各回 お一人様¥35,000
(お料理・ペアリングドリンク・税金・サービス料含む)
 定員 100名
・第一回「“海の幸フランス料理”の誕生 故高橋忠之シェフへのオマージュ」
 2021/05/14~5/15
 料理担当:第6代総料理長 宮崎 英男
     ・第7代総料理長 樋口 宏江
・第二回「美味礼賛」
  2021/07/03
 料理担当:第6代 総料理長 宮崎 英男
・第三回「伊勢志摩ガストロノミー」
  2022/02/19
 料理担当:第7代 総料理長 樋口 宏江

 ☆宿泊付プラン
  ザ クラシック宿泊 ¥55,000~
  ザ ベイスイート宿泊 ¥73,000~

=======★★★=========
↓ 1994年頃

↓ 2009年頃

↓ 2013年頃

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