和琉ダイニングみふね(みね屋工房本店,沖縄県石垣市石垣島)三線ライブ付,あぐー豚しゃぶしゃぶ,石垣牛握り,島豆腐,島もやし,ハンダマ,青パパイヤ,島野菜,アグー豚とあぐー豚の違い,今帰仁アグー,ハワイから贈られた豚と音がえし(おんがえし)活動,
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(石垣島,西表島,由布島,小浜島,竹富島)
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★食べログ記事をアップしました。
・和琉ダイニングみふね(石垣島)アグー豚と石垣牛
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当日の夕食はホテルではなく、みね屋工房にあるレストラン「和琉ダイニングみふね」。
みね屋工房の記事はレストラン編と買い物編の2記事をアップ。
すでに暗くなってからの到着なので赤い屋根瓦は見ることができないが、建物全体はこんな感じ。
沖縄の赤瓦は「クチャ」という泥岩を主成分として作られている。
↓ 竹富島にて撮影
クチャは鉄分が多く、酸化焼成で焼くと鮮やかな赤瓦となる。
赤瓦は吸水性もあるため、雨を吸水し、晴れたら蒸散させることで(気化熱・蒸発熱により)屋根裏の温度が下がり、家全体を冷やしてくれる効果がある。
すなわち「赤瓦は呼吸している」と例えられるほど沖縄の気候にあっていて、さらに耐久性もあり、男瓦(凹凸タイプ)と女瓦(平坦)を組み合わせて漆喰で固定することにより、頻繁に通過する台風に対する備えともなっている。
↓ 竹富島にて撮影
もともと、首里城などの琉球王府のみでの使用だったが、明治以降に庶民にも開放され、「いつかは赤瓦のマイホーム建築」がオーディナリーピーポーの夢だったとか。
「♪夕陽待つよな赤瓦♪(ビギン,竹富島で会いましょう)」と思わず口づさむ。
それではレストラン「和琉ダイニングみふね」で夕食。
メニュー
「島野菜とあぐー豚のしゃぶしゃぶ」ランチ価格2000円,ディナー価格2600円。
せっかくなので追加メニューの「石垣牛握り500円を追加」
しゃぶしゃぶにつくのは
・島豆腐
・島野菜
島もやし、ゴーヤ、ハンダマ、島カボチヤ、青パパイヤ等々。
特に島もやしとハンダマは初実食。↑
ハンダマはキク科の多年草で沖縄県民の長寿を下支えする健康野菜。
葉表が緑色で葉裏が紫赤色が基本色だが、今回の実食品は色混ざりタイプ。
加熱すると少々のネバリがでる。
ビタミンB2、ビタミンA、鉄分を含むが、赤紫部分にはポリフェノールが含まれるのが特徴。
まずはしゃぶしゃぶ用の菜箸を1膳お願いして、菜箸でしゃぶしゃぶして食べる箸は備え付けの箸でいただくのは我が家の焼肉の作法通り。
アグー豚は当方嗜好品種のひとつ。特に脂身が美味しいのが特徴と思っている。
てっきり石垣島で肥育されていると思っていたら沖縄本島から冷凍で送られてくるという(店の人談)。
部位はカタロース。
解凍品とはいえアグー豚の味は感じる。
今までも何回かチルドのあぐー豚(ひらがな表記のJAおきなわ産)を購入しているが、やはり沖縄の空気と一緒に味わうとさらに美味しく感じるから不思議。
ビギンがハワイでのライブで「戦後、沖縄に豚がいなくなってしまう危機にハワイから550頭の豚肉を贈ってもらった」と紹介していたが、もちろん、アグー豚ではなくアメリカ合衆国ネブラスカ州のオマハ産の豚。
ハワイの沖縄出身者を中心にウルマ・メロディー(当時作)に乗せたテーマソングを使用して「故郷に豚をおくりましょう」というキャンペーンで募金を50万ドル程集めて1948年に沖縄に豚を贈ってくれたという。
オーウェン号で1ケ月、7人の沖縄出身者に守られて無事沖縄に到着したのは出発時550頭で到着時は14頭死亡して536頭。(2頭死亡説もあり)
同時期(1948年)には他の豚肉同様にアグー豚も激減して30頭という記録が残っている。(1000頭という説もある)
この豚が沖縄の畜産農家の復興とウチナーの栄養改善に貢献した。
前述のビギンはその恩返しとして「ウルマメロディー」を作り、ハワイに550個の楽器(三線・パーランク・大太鼓・一五一会)を贈る活動「音がえし(おんがえし)活動」をしている。
アグー豚は中国渡来の沖縄特産の黒豚で、名称は沖縄県の粟国島に由来するという説がある。
県外他産地の日本在来種豚がイギリス原産のバークシャー種との交配により日本在来豚がほぼ消滅している中、沖縄在来種を基本とするアグー豚は貴重。
ちなみに原種は「アグー」でカタカナ表記。ひらがなで「あぐー」(商標登録)と表記できるのはJAおきなわ産だけ。
そのJAおきなわの「あぐー豚」の基準は「琉球在来豚アグーの血統50%以上」ということで、より純系に近いアグー豚を求めるならば「今帰仁アグー」等の戻し交配でより純系に近づけたブランドを指定買いする必要がある。
↓ 愛知県と浜松のスーパー(サポーレ,イトーヨーカドー,マックスバリュ東海,パレマルシェ,他)で購入したあぐー豚。いろいな部位を試したが、低コレステロールで、うま味成分のアミノ酸が豊富なあぐー豚でも特に脂が気に入っているので脂の多い安い肉を購入している↓
そのアグー豚よりも感動したのが、初実食の石垣牛。
初実食といっても、沖縄生まれの黒毛和牛はこれまでも知らないうちに食している。
石垣で生産された仔牛を素牛として全国各地に出荷され、出荷先の肥育期間が長くなると、肥育生産地の名称で出荷・販売されているから。
石垣牛については別記事で紹介予定なのでここまでとしたい。
しゃぶしゃぶの残りスープで作る八重山そばで〆る。
八重山そばについても別記事でまとめて紹介予定。
↓ テーブルまで来て三線の演奏をしてくれたが、残念ながらCOVID-19対策のため歌えないということでした。
映像も撮影したが、後日、編集して追加アップ予定。
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●みね屋工房
沖縄県石垣市新川湧川原1129-2
℡0980-83-003
・花織りみんさ
みね屋創始織物/石垣市伝統工芸指定
・八重山みんさ・八重山上布
沖縄県伝統工芸指定
上記の手織工芸品の染織り、創作
製造、販売
・伝統手織工芸館
沖縄県石垣市新川1129-2
℡0980-83-0039
会館時間
AM9:30~PM6:30
・和琉ダイニングみふね
沖縄県石垣市新川1129-2
℡0980-87-8737
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以下、順次アップ予定
(記事リンクは公開後閲覧可能)
◇沖縄八重山諸島5島巡り旅行記
(2020/12/08~12/10)
・沖縄八重山諸島5島巡りまとめページ
(石垣島,西表島,由布島,小浜島,竹富島)
□初日 セントレア空港~石垣島
◇2日目 西表島~由布島~小浜島
・石垣島石垣港から西表島大原港までの景色
(石垣島,竹富島,小浜島,黒島,新城島,ユーグレナ石垣港離島ターミナル,具志堅用高モニュメント)
・西表島仲間川マングロープクルーズ
・西表島から水牛車で由布島へ渡る。水牛池
・由布島亜熱帯植物園,イシカギ種の鳥,マンタ浜
・由布島レストランでオリオン生ビール
・西表島大浜港,イリオモテヤマネコと純黒糖,ショップじゅごん,
・小浜島観光(シュガーロード,こはぐら荘,ちゅらさんの碑展望台,ヨナラ水道,嘉弥真島,細崎海岸)
・ユーグレナモール,公設市場,ユーグレナ自販機
・小さなおみやげ屋内原2号店
・おみやげ本舗なかそね家(石垣島)
・シーサーと石敢當。やきもの工房シーサー館(石垣島)
・焼肉金城石垣店。石垣牛燻製
・ファミリーマート石垣ゆいロード店訪問記
・石垣島ビールコンプリート
◇3日目 竹富島~石垣島~南ぬ島石垣空港
・竹富島観光(水牛車,なごみの塔,ビギン)
・星の砂と貝殻採取持ち帰りは禁止か?無人販売利用。
・海上保安庁石垣海上保安部巡視艇
・石垣島鍾乳洞
・みんさー工芸館(石垣島)あんしん島旅パスポート
・やいま村(新石垣空港)八重山そば
・いしなぎ屋(新石垣空港)石垣牛丼
・石垣島ミルミル本舗
・竹富町観光振興公社(新石垣空港)
・八重山諸島巡りで購入したもの一覧
↓ 石垣島訪問地
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