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きららの森の原生林の紅葉ピークに訪れる。2019年段戸原生林(太平洋型のブナ原生林)の歩き方。一番の紅葉見頃場所は。

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 探鳥で初夏に訪れることが多いものの、秋に訪れることは少ない。尚且つ、紅葉の最盛期に訪れたことはないのです。
今回は紅葉最盛期に合わせての段戸行

段戸は何回も食彩品館.jpで紹介しているので、詳しくは割愛するが、段戸高原県立自然公園(総面積3,781ha)内にある手付かずの原生林がある段戸裏谷には樹齢200年を超すブナ、ミズナラ、モミや湿地の植物・生物を観察することができます。
食彩品館.jpがこの地を頻繁に訪れていたのは25年以上前で、当時、最盛期には県道から目の前の樹木に数十メートルおきにオオルリがとまっていたり、川沿いにはミソサザイの、藪にはコルリが、そしてアカゲラやアオゲラに混じってオオアカゲラのバスドラムが聞くことができました。カッコウもツツドリもキビタキもルリビタキも時にはアカショウビンも。

今年(2019年)初夏に久々に探鳥した時にそういった鳥たちの数が圧倒的に減っていることを知って、大変ショックを受けたのですが、今回も秋の紅葉は楽しめたものの、カラ類以外の小鳥は見かけませんでした。

 地元テレビで「今週末がピーク」と紹介されたこともあり、できるだけ早めの出発を想定していたが、今回は家族同行なので、紅葉狩りの後の豊田市足助町での昼食時間から逆算して、段戸到着を午前10時としました。
ところが、すでに管理小屋前の駐車場はほぼ満車。県道の脇に車が停められている状況に愕然。
運よく、入れ替わりに1台が駐車場から出たためその場所に駐車できたのは幸運でした。

普段の土日は釣り客で満車になることはあっても、それ以外の客でにぎわうのを見るのは初。しかも当日は釣堀が臨時休業であるにもかかわらず。
例年、10月下旬から11月の第1週くらいまでの10日間程が見頃で、ピークが短いので、観光客も集中します。
結局、原生林周遊してこの地を離れた午前11時30分頃には県道両脇にまで車が駐車され、湖の豊田市側からきららの里までギッシリ。

 さて、原生林の紅葉散歩
湖の周りだけ見て「綺麗ね~」とか、逆に「これだけ?」とかいろいろな反応を聞きました。
豊田市側の香嵐渓が有名すぎて、愛知県では紅葉というのはああいった赤い色がメインであると思っている人が多いようです。
↓ 香嵐渓の紅葉が今より見事だった2012年

香嵐渓は人工林、すなわち地元の有志がコツコツともみじを植えてあそこまで育てました。

段戸は自然林です。昔の人々が見た本当の自然な紅葉を見ることができる。これがこの地までやってくる価値です。
よって、原生林の紅葉を見ないとここまで来た意味がありません

案内図 

これを見てもどのルートを辿れば良いかわかりにくいのですが、原生林の紅葉は図面の上側の「③原生林休憩所」の付近までいかないと段戸の紅葉の真髄を見ることができません。
私達が採用したルートは、原生林と比較するために①人工林を見て、②湿地でミズゴケを眺めて、③原生林の紅葉を堪能するルート。ゆっくり歩いて約90分。
分かりやすいように番号を地図に付け加えました。赤い線が歩いたルートです。

 段戸湖の駐車場から少し遊歩道に入って、人工林の森に入る階段を登ります。
↓ ①人工林への登り坂

歩きやすい道。10分程度の登りが続くので、それなりの体力を要するが、例えば、歩くのヤダーとだだをこねないなら幼稚園児程度の体力でもたぶん大丈夫。
小学生ならば問題ないと思います。逆に年配の方でもゆっくり歩き、そして山寺の階段を昇り降りできる程度の足腰があれば大丈夫。

ただし、足元はしっかりとした靴を履きましょう。

一度、登ってしまえば、後は若干のアップダウンがある程度なので私のような還暦超えの後期中年男性でも心配はありません。

人工林で管理された林ではさほどの紅葉は期待できませんが、大事なのは樹木の品種名を確認しておくこと。後で原生林を眺めた時に「あれはブナ」「あれはツガ」とか楽しめます。
↓ ①~②の人工林地帯の風景

 ②湿地の端に到着。
苔好きの私がイチバン好きなミズゴケがたくさんあります。大台ケ原の苔ほどではないものの、美しいミズゴケにウットリ。
↓ ②湿地(西端)の風景

そして、段戸紅葉狩りの核心部である原生林地区まで尾根歩き。周囲は見えませんが、原生林の紅葉を堪能できます。
↓ ②~③~④原生林の紅葉

↓ ②~③の中間地点付近ミヤマシキビの実が美しい↓ 

↓ ②~③の中間地点付近。ブナの“コアラ”コブ

ブナの原生林なので黄色主体の紅葉ですが、東北のようなブナの純林ではなく、太平洋型のブナの原生林。落葉広葉樹(すなわち紅葉する樹木)と針葉樹(紅葉しない樹木)が自然な形で混ざります。

↓ 東北地方のブナの純林

  (青森県蔦沼2017年撮影) 

香嵐渓の紅葉が人口的な美しさであることに対して、段戸には自然な状態の太平洋型のブナの原生林の紅葉を眺めることができる。
よって、ここまで来ないと、さらに、太平洋型のブナの原生林の特徴を理解していないと「な~んだ香嵐渓の方が綺麗だ」ということになってしまいます。

段戸湖周辺だけ見ただけの人はもったいないことしましたね。

山歩きはしたくないという方はどうすれば良いか。「五六橋」まで林道を歩きましょう。川沿いに原生林と同じ状態の紅葉を見るポイントがあります。

↓ ④~⑥五六橋から段戸湖までの紅葉

↓ ⑤~⑥ムラサキシキブの実

↓ ⑤~⑥ 道沿いにミズゴケも

↓ ⑤~⑥ 秋咲きカキツバタ

↓ ⑤~⑥ムサシグサの実

↓ ⑦段戸湖周辺

↓ ⑧きららの里

上記画像は以下の機材で撮影
・SONY α7ⅢM3と16-35mmGMレンズ
・SONY α6400と70-200mmGレンズ


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参考(コンデジのSONY RX100で撮影)

段戸裏谷の新緑(2013年~2019年)

蔦沼(青森県)ブナの純林(2017年)


奥入瀬渓谷(青森県)(2017年)

鳴子峡(宮城県)の紅葉(2017年)

 

◇香嵐渓(豊田市)の紅葉

2019/11/09(紅葉前)


2018/11/16(紅葉ピーク) 色付が毎年悪くなる

2012/11/17(紅葉ピーク) 色付が良い

 

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きららの森(奥三河ナビ) 
愛知県北設楽郡設楽町田峯字段戸1番地1
駐車場30台

◇地図

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◆段戸関連記事
2012/08/11段戸高原で野外料理研究会
2012/12/22段戸高原で食のプロ集団の集い
2012/12/23段戸高原から作手そして新城へ
2013/11/23段戸湖周辺の紅葉と原生林の景色
2019/06/20きららの里ケビン宿泊記
2019/07/08関谷醸造本社蔵と吟醸工房飲み比べ
2019/11/21段戸裏谷原生林の紅葉散策

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紅葉に関する記事(一部)

□愛知
2012/12/01香嵐渓の紅葉(足助)
2013/11/23段戸高原の紅葉と原生林
2013/12/20岩屋堂の紅葉(瀬戸市)
2017/12/08瀧山寺三門(岡崎市)の紅葉
2018/12/19香嵐渓の紅葉(足助)
2018/12/07 愛岐トンネル紅葉(春日井市)
2019/11/21段戸裏谷原生林の紅葉散策
2019/12/03香嵐渓2019年紅葉
2019/12/05小原の四季咲き桜と紅葉競演

□岐阜
2017/12/07モネの池(名もなき池)と根道神社
□長野
2013/11/20ヘブンスそのはら(長野県)紅葉
□東北
八幡平(岩手県)2017/12/04
①-2東北自動車道花輪SA下り(秋田県鹿角市)
②-1青森ワイナリーホテル(青森県南津軽郡大鰐町)
②-2青森ワイナリーホテル周辺から岩木山と弘前市
②-3中野もみじ山(青森県黒石市)津軽の小嵐山
③-1八甲田山(青森市)-1城ケ倉大橋
③-2八甲田山(青森市)-2ロープウエイ
蔦沼(青森県十和田市)
奥入瀬渓流(青森県十和田市)
十和田湖(青森県十和田市)
⑥-2 発荷峠から十和田湖を望む(秋田県)
八幡平マウンテンホテル(岩手県八幡平市)
松川渓谷(岩手県八幡平市)
東北自動車道前沢SA
関山 中尊寺(岩手県西磐井郡)
平泉レストハウス(平泉町)
鳴子峡(宮城県大崎市)

 

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