楽しみにしていたが・・・。フレンドマート八幡鷹飼店(滋賀県近江八幡市)田村みかん,頭芋,殿芋,海老芋,雑煮,クワイ,目的買来訪で目当ての商品がなかった時の客の心理。

001訪問記録, 01スーパーマーケット, 06関西地方｜2020/01/31 posted.

PREV ｜ NEXT

たしかオープン前に建築の様子を見ています。まだ躯体工事中の頃。
規模的には300坪の売場面積予定だったので平和堂店舗としてはさほどの規模ではないことは承知。
目的は当日のホテルの夜食用の買出し。

1.　ビール
2.　つまみ

　今回は食事をホテル外で摂るためそれぞれ少量購入予定。
ビールは滋賀県の地ビールがあれば嬉しいが、無ければ域外生産のクラフトビールでもOK。
つまみは平和堂名物、あるいき滋賀県の地元食材で面白いものがあれば・・・ということだが、すでに長命寺(近江八幡市)近隣の湖産鮮魚販売店で購入しているので、フレンドマートにめぼしいものが無ければ湖産鮮魚販売店ですでに購入している湖魚惣菜を代替。

　年末なので迎春コーナーを見ていたら「頭芋」表示。

里芋の親芋ですね。別名「殿芋」「唐の芋」。海老芋の親です。

里芋は親芋を食べない石川芋や土垂などがスーパーマーケットで販売されているメイン品種ですが、赤芽系のセレベスや海老芋は親も食べる。宮崎県の京芋は親芋を食べる品種。

　里芋の親芋の周りに子供芋や孫芋をつけるので子孫繁栄を願い、正月に食べる地方は多いが、京都や滋賀では海老芋の親を使う。
海老芋の親は他のサトイモ品種の親と違い、子供芋よりも小さい。
それでもこれがお椀に入ると、結構な大きさになる。

京都や滋賀ではお雑煮に里芋の親芋を入れるそうです。

人の上に立つ「頭（かしら）」になるようにということで立身出世を願う。
また、家門繁栄を願い長男が食べるという風習も。
良い物を見せていただきました。

近くでは「クワイ」も。こちらはオモダカ科で、芽が出る様から「めでたい」ということで、関西を中心にで食される。
そして関西らしく雑煮大根売場も充実している。

　年末にスーパーマーケットへ来ると各地の注連縄や迎春売場を見るが、だんだんと地域的な特色が薄れてくるようになってきている。
売れる売れないに関わらず、地域の風習や伝統食材は地域のスーパーマーケットの義務として文化の継承に務めてもらいたいと思います。

　さて、その他の売場では惣菜のバラはケース内販売で、トングも随時交換表示。
最近はこの「惣菜やベーカリーなどパッケージに入っていない商品をケース内で販売するかどうか」でその企業が衛生に配慮している食彩品館.jp好みのスーパーマーケットかどうかの判断材料としています。
店内側通路から見える作業場の食品衛生管理や備品の配置なども含めて企業の社風や品格が出るように思っています。

★購入商品

・田村みかん

　若い頃、仕事で東京の太田市場へ行った時に、愛媛の南柑20号の赤い箱が市場の販売エリアを多く占めていて驚いたものです。温州みかんの産地別の出荷量は和歌山、愛媛、熊本、静岡の順。
名古屋の市場へ行ったら浜松の三ケ日みかんが、三河方面の市場へ行けば蒲郡みかんがメイン。
よって、一般の人に「一番美味しいみかんは？」と名古屋で聞くと大抵は「三ケ日みかん」。
三河で聞くと「蒲郡みかん」という回答が返ってきます。
最近は糖度センサーの導入により各地で最低糖度保障の「プレミアみかん」が出荷されているので、産地で美味しい不味いを語るのはあまり意味がなくなっていますが、そこはブランド好きの日本人。プランド産地名を冠したみかんが根強い人気。
滋賀県のスーパーでは和歌山県有田の湯浅町田村地区「田村みかん」が一番人気。どこへ行っても一番オススメという表示。
たしかに粒感もあり、内袋もやわらかく糖度と酸味のバランスも良い。
何よりも味の当たり外れが少ないのが好印象。
ただ、パクパクみかんを数個一度に食べる当方としては経済的な意味でリピート購入はしないでしょうねぇ。

　それよりも目当てのクラフトビールが見当たらなかったのが残念。あてにしていただけにガッカリ感が半端ない。

★購入商品

========================
・11/29フレンドマート八幡鷹飼店
滋賀県近江八幡市鷹飼町452番地3
℡0748-31-4070
開店日2018年11月29日（木）
店舗規模敷地面積：約5,617㎡
店舗面積：約2,324㎡（後方含む）
売場面積：1,579㎡（テナント・フレンドコート・風除室含む）
直営面積：1,521㎡（直営（SM・銘店）売場）
駐車台数：90台／駐輪台数：45台
年間売上目標高13億円（初年度）
営業時間9:30～21:00
ﾆｭｰｽﾘﾘｰｽ
開店日2018/11/29
紹介日2018/06/12(紹介記事6/12)
訪問日2019/12/27(訪問記事1/31)