天然真鯛の燻製(三重県尾鷲市三木浦マルスイ水産)紀州地魚くんせい屋。桜,ウバメガシ(姥目樫),尾鷲市地域留学プロジェクト,始神テラスと道の駅マンボウで購入。マグロの尾身の燻製,シイラのくんせい,サバのくんせい,ソーダガツオのくんせい,
魚は獲れるが、鮮魚として流通させるには消費地市場の需要との兼ね合いがある。
豊富に獲れれば労働の負荷に対して収入が少なく、少なければ単価は高くなるものの、合算収入は減少しかねない。
市場の需要を見ながら安定供給できる養殖ならば良いが、運と天と経験に影響される天然魚漁はそうもいかない。
よって、加工して保存できるようにする。
ところが、冷凍ならば流通や保管に経費がかかるうえ、家庭での下手な解凍方法により、せっかくの本来の美味しさを失うおそれもある。
冷蔵もしかり。
我が家でもそうだが、魚を調理する生草さや焼く臭いを嫌がる。
調理後のアラや容器などの処分ゴミも気になる。
よって、漁獲と需要の差異を調整し、且つ、家庭での料理の手間を省き、ついでに家庭での拙劣な魚料理を産地で代行するというような商品が過去からある。
昔ならば干物だったり発酵させたりという加工だったが、それでも家庭での一手間を要する。
そのまま食べられる。
できれば“手抜き”とバレないようにしたい。
そして、いかにも「アナタのために用意したの♡」的なニュアンスがあれば・・。
今回、購入した「天然真鯛の燻製」を眺めながら、思ったのは、製品販売価格のこと。
お土産ならばまずまず、おかずならばちょっと割高に感じる人もいるかもしれない。
使用している原材料が市場価値のないニッチタイプの魚種ではなく、市場でも評価されるぐらいの商品を選定していることも理由かと思う。
ただ、よくよく考えると、捌く手間、下味をつける手間、燻す手間を想定するとかなりお値打ちであることがわかる。
このあたりのお値打ち感をどう消費者にアピールして通常流通させるかが難しい。
こういった6次産業的取り組み商品を流通させるのはなかなか難しいと思うが、良い商品であり応援したくなる。
今回購入した真鯛の燻製の他に、食彩品館.jpが面白いなと思った商品は、
・マグロの尾身の燻製
・鶏煮卵の燻製
そして、燻製したものをオリープ漬けしたものもあるらしい。
一度、食べてみたいものだ。
生産地の三木浦は海沿いを通る国道311号線沿いにある。
ちょうど、九鬼と三木里の間で、賀田湾対岸には以前、紹介した梶賀がある。
・2020/02/28梶賀のあぶり(尾鷲市)
マルスイ水産では大手企業の一般的な加工方法である燻液(燻煙液体)に漬けるという加工方法ではなく、個人が燻製をつくる方法と同じく、木でいぶす方法を採用。
材料の木材は三木浦周辺の木材。
桜か紀州備長炭で有名なウバメガシ(姥目樫)を使う。
もちろん原材料の魚は九鬼漁港(尾鷲市)で水揚げされたり、同じ三木浦の長久丸のマグロなどを使う。
・2020/02/17長久丸天然まぐろ
食材により、使用木材や燻煙時間は異なるが微妙な経験値が必要。
この経験値を継承するために行政とタイアップして「尾鷲市地域留学プロジェクト」にも取り組んでいる。
頑張って欲しいなぁ。
【追記】
過去購入商品を探していたら、マルスイ水産製品を購入していました。
記事中で紹介した「マグロの尾身の燻製」も。
↓ マグロの尾身の燻製
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・マルスイ海産
三重県尾鷲市三木浦町267
電話番号0597-28-2955
渡船・釣りHP
◇地図
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【真鯛のくんせい購入場所】
・紀北パーキングエリア・始神テラス
三重県北牟婁郡紀北町三浦600番地
℡0597-46-1011
営業時間 8時00分~18時00分
・キホノクニヤ
営業時間 8時~18時
・種まき権兵衛カフェレスト
営業時間 9時30分~17時30分(LO17時)
・テイクアウトコーナー
営業時間 9時30分~17時
・2019/10/08始神テラス(三重県)押し寿司
・2017/01/24キホノクニ始神テラス
・2015/06/27始神テラス紀北PA(三重県)
・2015/01/16三浦PA始神テラス(三重県)
◇地図
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