沖縄,西表島,仲間川マングローブクルーズ,メヒルギ、オヒルギ、ヤエヤマヒルギ、ヒルギモドギ、ヒルギダマシ、マヤプシギ、ニッパヤシ,雌漂木,八重山漂木,筍根,浜柘榴,屈曲膝根,
★西表島(いりおもて)
沖縄県八重山郡竹富町
海域 東シナ海
面積 289.61k㎡
海岸線 130km
最高地点 469.5m
人口 2,428人(2021年12月訪問時)
世帯数 1,357世帯(2021年12月訪問時)
(人口・世帯数は由布島含む)
国立公園
・西表国立公園(1972年)
・西表石垣国立公園(2007年)
八重山列島で最大の島。沖縄県では本島に次いで大きな島。
島の90%は亜熱帯林が占め。
東部地区と西部地区に分けられ、住民の多くは東部地区に在住。
かってはマラリア発生地として移住者の多くが犠牲になったが、同島のマラリアは1961年に根絶。
西表島へ到着後、仲間川マングローブクルーズ船に乗船し、大原港から仲間川に向かう。
河口に小さな島があり、往路は満潮だったが、復路は河口周辺は干潟が広がり、景色が一変するので、そこも見所。
合わせて、海の向こうには新城島(パナリ島)の上地島と下地島が見える。
海と川の境界は仲間橋。
「マングローブ」は熱帯および亜熱帯地域の河口汽水域に植物群落や森林を形成する樹木の総称。
西表島は日本で最大のマングローブ林があり、5科7種のマングロープが自生する。
メヒルギ(雌漂木)、オヒルギ、ヤエヤマヒルギ(八重山漂木)、ヒルギモドギ、ヒルギダマシ、マヤプシギ(浜柘榴)、ニッパヤシ。
日本には上記、7種類が自生し、すべて西表島で見ることができる。
ちなみに、鹿児島県喜入町、種子島、屋久島には1種類(メヒルギ)、奄美大島には2種類(メヒルギ、オヒルギ)、沖縄本島(メヒルギ、オヒルギ、ヤエヤマヒルギ、ヒルギモドキ)、宮古島には4種類(メヒルギ、オヒルギ、ヤエヤマヒルギ、ヒルギダマシ)、石垣島には6種類、(メヒルギ、オヒルギ、ヤエヤマヒルギ、ヒルギモドキ、マヤプシギ)、西表島には7種類(以上の6種+ニッパヤシ)が生育しています。
マングロープ自生の北限は諸説あり、一般的には「種子島」が北限と紹介されることが多い。
植樹したマングローブならば本州の静岡県伊豆青野川、静岡県浜名湖花川河口の人口干潟、熊本県不知火の干潟に「メヒルギ」が移植されている。
西表島は年間降水量平均(1981年~2010年)が2,300mmという豊富な水量により、河川が陸から河口へ土砂を運ぶ。その土砂の平坦地にマングローブが生育している。
西表島のマングローブ林は総面積604haで東京ドーム約129個分、資料によっては424haと紹介しているものもあるが、それでも91個分。それだけ球場があれば愛知県の高校野球の甲子園予選一回戦が1日で終了できます。
仲間川を遡って行くと、まずは耐塩性の強い「ヒルギダマシ」「ヤエヤマヒルギ」が自生し、川をさらに遡ると、前品種よりも耐塩性の劣る「メヒルギ」「オヒルギ」が陸側に目立つようになる。
↓ 自生地イメージ図
これらのマングロープは川から海に流れ込む水のフィルターの役目を持っていて、サンゴ礁の保護や海岸線の維持等、生態系と土地の保全も担っている。
★ヤエヤマヒルギ
支柱根という高床式の根が張る。
塩分排出機能として、葉に塩分をためて、川に落とすという特徴を持つ。葉の色が緑色は塩分蓄積前で黄色の葉が満タンのサイン。
★オヒルギ
↓ オヒルギ新芽
★メヒルギ
オヒルギと比較すると、幹が細い。
他の品種よりも寒さに強く、沖縄よりも北側にも自生。
★ヒルギダマシ
干潮になると良く目立つ。別にダマシているわけではないが、この名がつく少々小ぶりなマングロープ。
↓ ヒルギダマシの新芽
マヤプシキ 筍根浜柘榴(マヤプシキ)筍根(じゅんこん)
★河口陸側の岩石に空いた穴
倒木の後はポッカリと生えていた樹木の形に穴が空いているのが良く見える。
★河口周辺の植物
ニッパヤシも見える。
尚、今回は「サキシマスオウノキ見学コース」ではなく 「マヤプシキコース」であったため、サキシマスオウノキが見られなかったのが残念。
◆シジミ
■カワウ
■チュウサギ
■コサギ
■アオサギ
=========★★★===========
以下、順次アップ予定
(記事リンクは公開後閲覧可能)
◇沖縄八重山諸島5島巡り旅行記
(2020/12/08~12/10)
・沖縄八重山諸島5島巡りまとめページ
(石垣島,西表島,由布島,小浜島,竹富島)
□初日 セントレア空港~石垣島
◇2日目 西表島~由布島~小浜島
・石垣島石垣港から西表島大原港までの景色
(石垣島,竹富島,小浜島,黒島,新城島,西表島)
・西表島から水牛車で由布島へ渡る。水牛池
・由布島亜熱帯植物園,イシカギ種の鳥,マンタ浜
・由布島レストランでオリオン生ビール
・西表島大浜港,イリオモテヤマネコと純黒糖,ショップじゅごん,
・小浜島観光(シュガーロード,こはぐら荘,ちゅらさんの碑展望台,ヨナラ水道,嘉弥真島,細崎海岸)
・ユーグレナモール,公設市場,ユーグレナ自販機
・小さなおみやげ屋内原2号店
・おみやげ本舗なかそね家(石垣島)
・シーサーと石敢當。やきもの工房シーサー館(石垣島)
・焼肉金城石垣店。石垣牛燻製
・ファミリーマート石垣ゆいロード店訪問記
・石垣島ビールコンプリート
◇3日目 竹富島~石垣島~南ぬ島石垣空港
・竹富島観光(水牛車,なごみの塔,ビギン)
・星の砂と貝殻採取持ち帰りは禁止か?無人販売利用。
・海上保安庁石垣海上保安部巡視艇
・石垣島鍾乳洞
・みんさー工芸館(石垣島)あんしん島旅パスポート
・やいま村(新石垣空港)八重山そば
・いしなぎ屋(新石垣空港)石垣牛丼
・石垣島ミルミル本舗
・竹富町観光振興公社(新石垣空港)
・八重山諸島巡りで購入したもの一覧
↓ 石垣島訪問地
=========================