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いずみ庵本店(嘯月亭,愛知県安城市)期間限定にゅうめんセット(茶碗蒸しセット選択)1350円(税込)実食記,お土産は「,白扇,花もよう」

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いずみ庵本店(愛知県安城市)にゅうめん
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 手延べそうめんと手延べうどんのお店。売店も併設。
グループ会社である「和泉そうめん丈山の里」で製造された麺を使用。

丈山(じょうざん)の里”は江戸初期の文化人「石川丈山」にちなむ。
小牧・長久手の戦いで戦死した石川正信の子である石川信定の子、
石川丈山は三河国碧海郡泉郷出身(安城市和泉町)で、徳川家康の近侍となるも、大坂の陣の後に浪人となったり浅野家に仕えたりした後に京都に隠棲、詩仙堂を棲家とする。
 そういった経緯から当店の内装にも石川丈山ゆかりの詩仙堂にちなむものが飾られている。

 当店のウリは「手延べ半生もどし」。
半生うどんは生麺から乾燥させて半生麺にするが、“半生もどし”は生麺から乾麺に近い状態まで麺の水分を飛ばし、その後再び麺に水分を含ませて半生麺に戻す製法。
メリットとしては生のような食感と日持ちの良さ。
 ところで“手延べ麺”とはどういうものか。
麺を熟成させながら少しづづ延ばして一本の麺にしていく伝統的な方法。特徴はつるつるとした喉越しとねちっとした食感。
手打ち麺は平板状にしたものを包丁で切る方法であることに対して、手延べは板状の生地を熟成させながら棒状にする“いたぎ”工程を経て、“こなし”という、麺を丸く細くする工程に至り、その回数により、うどん、ひやむぎ、そうめんとなる。
この後、さらに“かけば”、“こびき・おおびき”という工程により15cmから65cmまで麺を延ばし、さらに熟成させて140cmから160cmまで麺を延ばした後、乾燥工程に入る。
麺に含まれる35~40%の水分を15%まで乾燥させ、それをさらに20~23%ほど水分を戻すのが“半生戻し製法”。

メニューを眺めながら、あれこれ迷うも、おすすめメニューである「期間限定にゅうめんセット」を選択。

注文メニューが届いてから確認すると、当品は“半生戻し”ではなく乾麺だという。
どうやら“半生戻し麺”を使用したメニューは「春にゅうめん和盆1,150円」だった模様。

にゅうめんセット(茶碗蒸しセット選択)1350円

 日本農林規格(JAS規格)の「乾めん類品質表示基準」によると、素麺は直径1.3mm未満で、直径1.3mm以上1.7mm未満は「ひやむぎ(冷麦)」、それ以上は「うどん」となっている。
このうち、素麺を煮たもの、あるいは熱いつゆをかけたものが「にゅうめん」。
当店のにゅうめんは以前、にゅうめん発祥エリアである奈良県の明日香村で食した三輪素麺のものよりも少々、濃く辛めの出汁が特徴。
めんどや(奈良県明日香村)
飛鳥路旅の味セット 1,200円

歳をとるとこういった口当たりの優しい食べ物がありがたいとつくづく思う。
食欲のなくなる夏季には冷で、寒くなる冬には温でいただく素麺。
以前、関東のローソンで販売されていたにゅうめんは「温そうめん」という名称だったが、関東人にはにゅうめんよりも温そうめんの方が伝わりやすいのかもしれない。
そんなことを思いながらにゅうめんをすする。
よくよく思い起こすと、安城でにゅうめんを食すのは初。
良い食体験をさせていただいた。

 帰りに店内隣接の売店で“半生戻し”の麺セットをお土産購入。
定番の素麺よりも若干、太めだが「ひやむぎ」よりもやや細い。
やっぱり“半生もどし”の方がモチモチを感じる。

□メニュー

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いずみ庵 本店(嘯月亭)
愛知県安城市和泉町大北58-2
℡0566-92-1232
開店日1976年6月15日
営業時間
 昼の部11:00-14:30(LO14:00)
 夜の部17:00-21:00(LO20:30)
売店
 10:00-14:30、17:00-20:00

↓ 旧 本店。

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↓ (ご参考)喜養殖軒にゅうめん

↓ にゅうめんでっせ

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【商業施設・飲食店訪問17,000店強】

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