道の駅や高速SAでも販売さけているのでこれまでも何回か購入
★ほおば寿司540円(渡利牡蠣入り)
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朴葉を使った押し寿司は各地で見ることがあるが、主として内陸部の山仕事の弁当として食されることが多く、作業携行食として山や野に持参し、手洗いのできない場所でも、包んでいる朴葉を持つことにより、汚れている手でも食事をすることができるので重宝。
酢飯や朴葉の殺菌効果がどの程度有効であるかはともかく、紀州では目張り寿司(高菜にぎり)も有名ですが、目張りよりもやや広い地域で食されています。
範囲としては長野・岐阜・愛知県奥三河から奈良・三重・和歌山の紀州南部までで見かけることがありました、
農林水産省の東海3県の伝統食マップでは岐阜県の欄で紹介されています。
奈良県では朴葉よりも柿の葉の方が有名。
吉野地方ではハレの日料理として古くから伝わっています。
海に近い場所にある紀北町でも、地元食材を使いたいということで、喜久寿司(三重県紀北町相賀)の商品には「渡利牡蠣」が使われている。
・渡利牡蠣(わたりかき)
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三重県のの牡蠣産地といえば鳥羽市浦村や志摩市的矢が有名だが、白石湖周辺でもかっては大産地。
台風等の影響により被害があったりして牡蠣養殖から漁業や大型魚養殖にシフトしていった経緯があるようです。
英虞湾のある志摩方面での赤潮発生の影響で志摩市周辺の牡蠣養殖イカダを紀北町等、東紀州へ避難させるということが以前より行なわれていました。
牡蠣の養殖には最適な地域であるということで、紀北町一帯でも、特に相賀地区の白石湖で養殖されている「渡利牡蠣」は出荷量が少ないこともあり、「幻の牡蠣」として知る人ぞ知る地域の逸品的存在。
養殖されている白石湖は汽水湖ということもあり、癖のない味だが、旨味は濃厚。マイナス点は大きいサイズのものが少ないといことくらい。
身の色が白っぽくないのはグリコーゲンの含有が多いからという。
また、一番の特徴は稚貝生産から種苗の育成、その後の養殖まで白石湖で行なっていることがあげられる。
その渡利牡蠣を使った喜久寿司の渡利牡蠣寿司を道の駅やSAでみかける度に購入しています。
渡利牡蠣をほおば寿司に1個乗せることで内陸部イメージの強い朴葉寿司を見事に郷土食化されているのがグッドですね。
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★押し寿司380円
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朴葉寿司よりもこちらの方が紀北町では良く見かけます。
東紀州地方では尾鷲市、紀北町一帯で同様の押し寿司が作られ、ハレの日に食されています。
人参、サヤエンドウ、椎茸、ごぼう、薄焼卵等の具と酢サバや酢サンマをカラーコーディネートしながら酢飯の上に並べて、その上に香り付けと防腐効果を期待して、花茗荷(ハナミョウガ)の葉を敷き、3段から5段に積み上げた押し寿司。
非常にカラフルで、熊野以南でハレの日に使われるサンマ寿司と比較して華やかな印象。
ちなみにハナミョウガの葉は朴葉同様に食べることができないので要注意。
朴葉寿司が作業携行食として、手で持ち、葉に包んだ中身を食べることに対して、押し寿司は箸で具と酢飯を食べ、そして間に挟まったハナミョウガの葉を取り除きながら食べるということで、作業携行食ではなく、ハレの日料理。
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●喜久寿司(三重県紀北町相賀)
三重県北牟婁郡紀北町相賀849-2
℡0597-32-2036
営業時間11:00~13:30、16:00~20:00
定休日月曜日(祝日の場合は翌日)
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◇押し寿司
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◇朴葉寿司
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