JAあいち三河が特産化を目指す「白なす(品種:揚げてトルコ)」と個人出荷の「大トロなす(青茄子系白丸ナス)」。「黒くないナス」がJA産直店舗に出荷され、テレビインタビューを受ける。ついでに持続可能な開発目標(SDGs,エスディージーズ)について。
数は少ないものの、時折、テレビインタビューで声をかけられる。
観光地だったり、高速SAだったり、商業施設だったりと場所はさまざまだが、声をかけやすいのか、数分のインタビューを受けることがある。
ありがちなバラエティ系のソレではなく、報道系の取材が多い。
ただし、インタビューを受けても実際にテレビで放映されることはほぼない。
何故なら、受け答えがあまりにも流暢で素人臭さがないためと推測(笑)。
過去、一度だけ、食彩品館.jpとしてではなく、仕事のことでテレビインタビューを受けたことがあるが、その時は現場取材に1時間付き合い、その後、インタビュー30分で、実際の放映は数分だった経験から、テレビ番組の取材は時間がかかるのに放映はほんの少しであることは知っている。
以降、食彩品館.jpとしてテレビ出演のお誘いはお断りしているが、通りすがりのインタビューには快く応じています。
今回は幸田憩いの農園で白ナスを発見し、同施設で販売されていた「大トロなす」とやらと比較するために購入。
インタビューは「白なす」についてでした。
白なすを購入した理由を聞かれたわけだが、実は以前より大ぶりな白ナスを直売所で見かけており気になっていました。
白なす自体は何回か実食しているので特に触手を伸ばすという機会はなかったものの、青ナス系の「大トロなす」の方が気になり、味・食感を比較するために白と緑を購入した次第。
JAあいち三河(あいち三河農業協同組合)は愛知県岡崎市(額田町地区含む)と額田郡幸田町を管轄する農協。
岡崎市にはもともと20近い農協組織があり、それが合併を繰り返し、1971年には4組織となり、1990年には岡崎市農協に一本化され、1999年には岡崎市と幸田町と額田町の3農協が合併し、現在の「あいち三河農業協同組合(JAあいち三河)」となる。
今回、購入した白ナスは管内で生産されたナス。
2019年よりJAの夏秋ナス部会に所属する生産者9名が3a(300㎡)の栽培地で試験栽培としてスタート。
当初は当農協の産直店舗である「幸田憩の農園」と「道の駅藤川宿」で開始したが、今年になって岡崎市や幸田町周辺でよく見かけるようになった。
出荷時期は7月から10月上旬までで、最盛期は8月。
通常のナスよりも大きめで約350gほどあり、果肉と皮が柔らかいのが特徴。
料理は焼きナスなどの加熱調理に向くという。
見た通り、白肌のため、キズをつけないように栽培するのが難しい。
この「キズをつけない」という栽培方法を実際に他産地の別品種ナスの圃場で見たことがあるが、思わず「へぇ~」と唸ってしまった経験がある。
よって、レギュラー品種で「肌に傷をつけないようにする」ということに慣れている夏秋ナス部会の生産者だからこそ、美しい白肌で出荷することが可能となったようです。
2019年は3アールの栽培地・4トンの出荷で売り切れ続出ということで、2020年は生産者8名ながら、栽培地は6アールに苗数300本と倍増し、7トンの出荷を予定しているそうです。
高単価での販売が可能ということで、農業者所得の向上や農業生産の拡大など自己改革や持続可能な開発目標(SDGs)にも繋がる取り組みとして期待がかかっています。
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・JAあいち三河
・愛知県農業協同組合中央会
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☆持続可能な開発目標(SDGs,エスディージーズ)について
□「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」概要
・2015年に国連のサミットの中で、それまでの2000年MDGsに代わって採択。
・2015年~2030年「持続可能な開発のための2030アジェンダ」の中核を構成。
・誰ひとり取り残さないことを目指し、先進国と途上国が一丸となって達成すべき目標で構成
□SDGsの「17の目標」イメージ図
「169のターゲット(具体目標)」は割愛(リンク参照)
・持続可能な開発目標(SDGS)の資料
・SDGs未来都市選定都市一覧2018年
SDGs未来都市選定都市一覧2018年.pdf
・SDGs Communication Guide2018年電通
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★★大トロなすとの比較記事に続く★★