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特注“伊豆稲取地キンメの1kgオーバー“と源泉かけ流しの稲取温泉,金目の宿,はまべ荘(静岡県東伊豆町)。温泉分析書確認,集中管理方式療養泉基準の5倍の濃さ。稲取港水揚げ地目の前。下田地キンメとの比較。

 

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 「鮮度の良い金目鯛を選べば味にさほどの違いはない」とする意見もあるが、現地まで行かないと食せない料理をいただきたい、非日常感を味わいたい、そして何よりも「何故美味しいのか」「(漁獲から流通、そして調理・提供まで関わる人々が)努力されているコト」を深く知りたい。と、いうのが趣旨の私的覚書的記事です。 

 1Kgを超えるとその味が各段にレヘルアップすると言われる「ズワイガニ」「トラフグ」「寒ブリ」「キチジ」「ハタ」「クエ」等々。
タグ付越前ガニ特大サイズ実食記

 今回は消費地市場ではなかなか手に入らない「地キンメ1㎏オーバー」を食すために伊豆半島南部を訪れた。
いつものようにパートナー(妻)と息子の家族3人連れ。
単独ではない理由として通常の料理の他に1kg超えの“地キンメ”を一人で食べきれないという事情がある。

 伊豆半島でも、日戻り漁の金目鯛をブランド化しているのは下田、伊東と稲取
下田の「須崎の日戻り金目鯛」は下田と大島・利島の間にある漁場でキンメダイ漁船約30隻が立縄釣りで日戻り操業し、出漁した日の午後3時までに須崎漁港に入港し水揚げされた地金目鯛
それよりも遠隔地で漁獲された金目鯛は場所によって「島キンメ(神島から八丈島)」「沖キンメ(八丈島から青ヶ島)」として区別されている。
島キンメは日戻り漁で沖キンメは冷蔵設備の整った大型船で数日かけて漁をしてから戻ってくる。スーパーで普通に見かける「静岡県伊豆下田産」は沖キンメです。
↓ 赤色部分が地キンメの漁場

 地キンメは希少価値が高いため、下田港周辺の宿でもなかなか地キンメの1kg超えを簡単には予約することはできない。
某温泉宿に問い合わせ相談したら「最近は水揚げが少なく確約できない」と断られてしまった。
そこで、伝手を頼って紹介してもらったのが、稲取地キンメを提供する宿「はまべ荘」。
それでも地キンメの1kg超えを確保できるかは時の運。ここは永年の経験値に頼るしかありません。

 期待と覚悟を持って当日午後、稲取駅に到着。

駅には某テレビの企画で設置した駅ホームの手書き看板があった。

稲取駅前には「江戸城築城石ふるさと広場」がある。
1604年(慶長9年)頃、徳川家康は江戸城の大拡張工事を発表し、天下普請として、石垣などに使用する石材の切り出し運搬を西国の外様大名に命じました。良質で耐熱性に優れた石を豊富に得られたことや船で江戸に運搬出来たことから、伊豆石と呼ばれる安山岩が採用され稲取地区をはじめとした伊豆東海岸には当時の痕跡が色濃く残っています。
とくに切り出されたまま運搬させずに残った石は「残念石」と呼ばれ駅前や街中に保存され、自由に見学が出来る。
重機も無い時代に人力でこれほどの巨石を運搬した当時の人々の苦労と工夫がうかがえます。~(伊豆観光公式サイトより抜粋、一部修正追記)

稲取駅からの宿の送迎はお断りして徒歩で散歩がてら漁港を目指す。

途中、伊豆のパワースポットとやらの「かやの寺」や、吊るし雛の店「一都」、金目鯛の味噌太郎で知られる「田村丸水産」を横目に、まずは「稲取漁港直売所こらっしぇ」へ向かう。

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稲取漁港直売所こらっしぇ

静岡県賀茂郡東伊豆町稲取3352
℡0557-95-2021
営業時間8時30分~15時
定休日 毎月第2火曜日

当店はJF伊豆稲取支所JA富士伊豆のお店。協同組合間協同のお店です。
地場鮮魚と地場農産物、そして周辺の名物が集まった店。
急いで来たのは営業時間が15時までという事情がある。
金目鯛オブジェの撮影は後にして売場を巡る。

 まずは鮮魚コーナーで稲取地キンメの価格を確認。

金目鯛の加工品の品揃えや稲取漁港で水揚げされた伊勢エビや魚介類をチェック。
さすがに地元直売所だけあって地キンメが多く品揃えされている。
地キンメ(稲取キンメ)は500g程度で4,000円と、消費地市場の半値程度。大きいほど価値が上がるので1kgだったら倍以上の価格になりそう。

愛知県のスーパーではまず見かけることのない稲取キンメを眺めるも、当然、1kg以上の稲取キンメは見当たらない。
「(1kg以上は)なかなか水揚げされないし、されても東京の料亭へ行っちゃうから」という売場の方の説明に、今晩の食事に期待が膨らむ。

★購入品

・海鮮なぶらふりかけ(三角屋水産,西伊豆町)
・徳造丸の秘伝の煮汁(東伊豆町)
・静岡茶ゆったり(JA静岡経済連)
・ゆずマーマレード(農薬不使用、無添加、東伊豆町)
・金目最中,つぶあん(悠遊庵,東伊豆町)
・ひじき炊き込みごはんの素(小倉食品,静岡市)

この中では徳造丸の「秘伝の煮汁」が秀逸。美味です。
インパクトのある「金目最中」は着色料(赤3、赤106)により美しく光るが、赤色3号はエリスロシンという食用タール色素の合成着色料で、私的にはあまり使用して欲しくない食品添加物というのが気になるが、当方、「何が入っているか」が分れば頓着なくなんでも食します。もちろん、気になった食物限定という条件付き。
同様に赤色106号もショッキングピンクの絶妙な発色で、食欲はともかく、売場に並んでいると目立ちます。こちらも食用タール色素の合成着色料で、海外では禁止する国もありますが、日本では厚生労働省が使用許可している食品添加物。

 なんとか閉店前に買い物を終え、「金目鯛オブジェ」を撮影。

稲取漁港直売所こらっしぇから漁港を横目に宿へ向かう。

伊豆漁協 稲取支所、すなわち、水揚げされる場所が目の前という好立地の宿。
水揚げ漁港から1分で調理場に到着という恵まれた環境。
↓伊豆漁協 稲取支所

上記、右下の画像は宿の部屋から見た眼下の伊豆漁協 稲取支所↑ 

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稲取金目の宿 はまべ荘
静岡県賀茂郡東伊豆町稲取373番地
℡0557-95-3620

宿から眺める景色が素晴らしい。
↓ 伊豆大島三原山の夕暮れ。

稲取港の夕暮れ

↓ 漁港の眺めと部屋。直下は伊豆漁協 稲取支所

 

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まずは温泉に浸かる。

浴室は撮影禁止です。今回は入浴指定時間外に、施設の許可をいただいた上で撮影しました。

 内風呂のみだが、温泉分析書を見て驚いた。

事前に確認したホームページ紹介の温泉成分の「成分総量」が3.160mg/kgだったのに、現地の温泉分析書の「成分総量」は5,418mg/kgだった。(注意:溶存物質ではなく総量)
療養泉基準の一つである「溶存物質(ガス以外)1,000mg/kg」に対して、成分総量(ガス成分含む)とはいえ、約5倍という濃い温泉であることを浴場で知る。
(ただし、8,000mg/kg以下なので低張性レベル)

現地に行ったらホームページのPRとは成分が少ないということは良くあるが、現地で公表よりも数値が増えたのは初めて。
そこで、帰ってから「最新データ」「前回データ」「ホームページデータ」を比較すると面白いことがわかった。
まず、ホームページデータは転記ミスと思われる箇所がいくつかあることがわかった。

 そして、稲取温泉は集中管理方式の温泉供給であることも温泉分析書を現地で確認してでわかった。
集中管理は下呂や道後などの有名温泉でも採用されている方式で、地域の源泉を一か所に集めてから、必要に応じて各施設に配湯する仕組み。
これにより、供給を無駄なく使え、量を集中することで「源泉かけ流し」にも対応できるようになる。
私のように「源泉毎の違いを分析書データを確認しながらの湯あみ」を趣味とする者にとっては少々、残念ながら、大切な温泉資源を守るためにはこれも致し方ない。
それに世の中、源泉かけ流しこそ最上と思い込んでいる人が多いので温泉宿側はどうしても源泉かけ流しと表示したいと思っている。
大切なのは、地表に溢れ出た時点の成分がどの程度 浴槽内で維持できているかが最重要課題なので、浴槽の広さに応じた源泉投入量、加水による冷却ではなく熱交換システムの導入、日々のお湯の入れ替え、入浴者の温泉入浴モラル(かけ湯やボディウォッシュ後の入浴等で湯の汚染防止協力)、資源の有効活用。それらの見せる化(見える化までいかない)表示・掲示等々。

【ご参考】温泉熱利⽤事例集(環境省)

ただし、「源泉かけ流し」とホームページに表示されていても実際にはそうではなかったという経験も何回かある。
また、源泉かけ流し表示が可能と認識されている(私は納得していないですが)「源泉温度を入浴に適した温度にするために加水」という名目での大量の水道水による加水疑惑も払拭できない現実も。

 さて、浴場に掲示されている最新の分析書(2019年分析)では混合泉は4源泉で、前回の分析書(2009年)は5源泉
稲取温泉の成分分析は各源泉湧出ではなく、混合泉タンクの温泉水を分析しているので、混合具合によっては成分分析数値がぶれることが予想される。
それでも成分総計で3.160mg/kgだったのが5,418mg/kgになるというのはブレ過ぎのように思うが・・・。
ちなみに掲示されている成分に関するデータにはミリバルとミリバル(%)のデータは記載されていませんでした。成分毎に原子量やイオン価数を調べて、それぞれ自分で計算するとなると各成分を以下の計算式で算出しなくちゃいけないのでパス。泉質表示に関係するのでミリバル(%)は絶対に表示して欲しい。

・ミリバル=分量÷原子量or分子量×原子価(イオン価数)

 成分の内容を見ると、陽イオンではナトリウムイオン、陰イオンでは塩素イオンがメイン。
また、次いでカルシウムイオンも豊富ということで、泉質名は「ナトリウム-カルシウム-塩化物泉」。
(効能が表示できる)療養泉基準を超えているのは成分総計源泉温度だが、温泉基準を超えているのは「臭素イオン」「メタケイ酸」「メタホウ酸」。
なんのこっちゃと思われた方は以下を参照されたし。

参考:TMGP記事
温泉の“本物”と“偽物”について考察。老舗旅館の「本物の温泉」説明に違和感。温泉利用形態は「源泉未加工で自然湧出+足元湧出」「源泉未加工で掘削自噴・動力揚湯+引湯」「源泉加工-1(自然冷却・熱交換)」「源泉加工-2(加水・加温)」「源泉加工(循環ろ過+消毒)」いずれも、温泉法第二条に該当していれば“本物の温泉”です。「本物」ではなく「本然」とすべきでは

温泉の資格取得。温泉観光士,温泉名人検定,温泉ソムリエ,温泉ソムリエマスターの違い。日本温泉地域学会,日本温泉科学会,日本温泉協会,

 禁忌症はともかく、温泉の効能表示は興味対象外なのでパス(笑)。
ちなみに塩化物泉の浴用の泉質別適応症は「きりきず、末梢循環障害、冷え性、皮膚乾燥症」。
(温泉は“効く”ではなく“適応している”という表示を法律上はしなければなりません。実際に改善例があったとしても。)

 当宿の運営方法で興味深いのは、加水・加温無しの源泉かけ流しであることに加えて、日々の新湯入れ替えと浴槽洗浄等の施設努力により、静岡県の条例で義務付けられている「塩素消毒」が免除されている(施設ホームページより)ということが最大の特徴。
さほど広くない浴槽にケロリン桶満杯にに15秒から20秒以下の源泉投入量、そして入浴客が私以外いないということで、新湯入替直後の新鮮且つ清潔なお湯で入浴をすることができた。
当然、深夜や翌早朝も入浴したが、鮮度感バッチリ。
源泉かけ流しの場合、必ずチェックするのは浴槽内の滞留だが、前述の通り、投入量が多いので滞留による鮮度劣化の心配はない。
ちなみに、集中管理方式なので、源泉は貯蔵タンクに集められてから各宿に配湯されているので、新鮮というよりは“熟成”されたお湯ですね。

※最近の宿は浴室だけでなく、着替え室も撮影器は元込み禁止です。今回は入浴指定時間外に、施設の許可をいただいた上で撮影しました。

 景色も良いし、温泉はさほど期待していなかっただけに嬉しい方の誤算となりました。
温泉分析書の勉強をしておいてよかったなあと自己満足。

 

 ここで、稲取温泉の位置についておさらい。
伊豆半島の源泉は2,000を超えるが利用泉はその半分の1,000程度という過去の資料がある。
伊豆半島の東部海岸と中伊豆地域、特に熱海と伊東に源泉の多くが集中する。

↓ 静岡県温泉マップ(赤枠が稲取温泉)

↓ 伊豆半島温泉マップ(赤枠が稲取温泉)

 稲取の温泉管理は「稲取温泉観光株式会社(旧 稲取温泉観光合同会社)」。
稲取地区の源泉を集中管理して地域の宿に供給。

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当地、稲取観光で有名なのはつるし飾り。
素戔嗚神社雛段飾りが特に知られていて、118段の階段に約600体の雛人形と10対のつるし飾りが飾られる。段数としては日本一。
↓ 参考画像

雛のつるし飾り

残念ながら2024年の「第27回雛のつるし飾りまつり」は訪れた翌週からの開催。
メイン会場の文化公園雛の館は宿から9分とグーグルマップが案内してくれたが、開催前なので当然、行っていない。

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 さあ、いよいよ夕食

今回は海鮮コースに特注の稲取キンメ1kgオーバーを追加リクエスト。

ちなみに宿泊時(2024年1月)の追加料金は以下の通り。
・各プラン提供の稲取金目鯛姿煮付けを水揚げ時、800g前後の大サイズに変更+5,000円
・各プラン提供の稲取金目鯛姿煮付けを水揚げ時、850グラム前後の大サイズに変更+5,500円
・各プラン提供の稲取金目鯛姿煮付けを水揚げ時、900g前後の大サイズに変更+6,000円
・各プラン提供の稲取金目鯛姿煮付けを水揚げ時、1kg前後の大サイズに変更+7,000円
・各プラン提供の稲取金目鯛姿煮付けを水揚げ時、1.1~1.2kg前後の特大サイズに変更+8,500円
※価格は2024年1月時点。

↓ 宿の料理見本画像より。右側はかの有名な“腹合わせ

 姿煮がつくプランを選択した上で、稲取金目鯛1kg以上を確定するには8,500円の追加料金が必要。
宿泊料金は1泊朝夕食付平日最低価格11,500円~でこれには姿煮はつかないため、レギュラーサイズの稲取金目鯛の姿煮がつく「海鮮プラン平日19,690円コース」を選択。
これに上記追加料金を支払えば1kg超の稲取キンメをいただける。

 まずは舟盛に目が行く。

 金目鯛の刺身を中心に、地場の魚介類を中心に盛り付けられている。
アワビ、サザエ、本マグロ中トロにマダイ。スタンダードだけど結構な豪華盛り。
それでもやはり金目鯛の刺身が際立つ。
日戻り漁の稲取キンメとはいえ、宿のご主人が調理しながら腸の鮮度具合を見極めて刺身にするものと煮込みにするものを分ける(らしい)。
今まで日本全国の金目鯛を食してきたが、この刺身は別格の味

旨いよ~。素晴らしい。

理由は重量級稲取キンメの成熟した脂薄皮残しの皮引き技術

素材の良さと宿のご主人の目利きと技術の合わせ技。
ここならでは“の味ですね。
これですよ。コレ。此処までこないと味わえない逸品

 そして本命の稲取地金目鯛1kg超えの姿煮

伊豆の金目鯛沿岸主要漁場の中でも、礁名一番の根山から七番の矢筈出の漁場で捕獲する地金目鯛がホンモノの稲取金目鯛(らしい)。
※当記事の冒頭の「稲取キンメの漁場図」参照願います。

レギュラー産地の金目鯛ならば1kg超えもさほど珍しくないが、「静岡県東伊豆町稲取漁港で日戻り操業で水揚げされた一本つりの金目鯛(商標登録)」の中でも、消費地市場ではなかなか見ることができない1Kg超えサイズ。

メジャーで計測したら1kg超えの目安である約40cm強でした。

 金目鯛は1年で15~17㎝、2年で19~22㎝、3年で25~28㎝、4年で 28~32㎝、5年で35㎝となり、そのあと40cmまで育つのに計10年かかるというデータが報告されている。
このデータによると、35cmから40cmまでの5cmに5年かかる。
これが1kg超(40cm)”が貴重・希少である理由

時折、2kg超えも記録されるらしいが、沖の漁場であることが多い。
稲取キンメは立縄釣り(一本釣り)漁で釣り上げられ、一尾ずつ丁寧に取り扱うため、魚体のダメージが少ないことや、船上からの水氷保存による品質管理、そして何より、漁港での選別と共同出荷などが評価されている稲取キンメの中でも1kg超えは別格。(と、思い込みたいので「鮮度良ければ味は変わらない」とは言わないでね)。

 そして、稲取キンメの味の良さとして宿のご主人が語ったところでは、「マメハダカ(ハダカイワシの仲間)」を生息地で餌として食べているからというのが美味しさの理由(らしい)。

 そういった素材の良さだけではなく、漁港目の前の宿であることの優位性を生かして、「魚市場に出荷前の金目鯛目利きして優れた物を買い求め、宿の調理場にて 鰓を取り、腸を抜き、お刺身用、姿煮付け用、煮付け用と細かく選別(ご主人談)」するという宿のご主人の努力に因るところが大。
なんとなく、宿のPRみたいになったので美味しさの理由はこのあたりにしておく(^ー^)。

 味は旨いの一言。こんなに美味しい金目鯛は初
家族全員、この味に感動。

 その昔、東京の某料亭の接待で「下田の地金目鯛」という説明で食したモノとは全く違う味。
そりゃそうだ。伊豆まで来て、景色と空気と港の雰囲気、そして源泉かけ流しの成分総量5,418mg/kgの塩化物温泉にも浸かっている。
脳が美味しさを増幅させている。

感動したぁ~。

金目鯛のアラ入の味噌汁も旨い。

 

 ところで、私は食事の時にお酒は飲まない主義。小食なのでお酒を飲むと料理が食べられなくなるというのが理由。
と、言うことで、部屋での晩酌のおつまみ用に金目鯛を少々、部屋へ持ち帰ってみた。もちろん許可を受けて。
温泉の勉強会で教えてもらった通り、食事からきっちり1時間あけて2回目の温泉に浸かり、そのあとでお楽しみの晩酌。
あれ?。金目鯛が美味しくなっている。熟成?。
これは興味深いということで、2切れほどあえて残しておくことに。
予想通り、翌朝はさらに美味しくなっていた。
これは意外な発見。
(衛生面から推奨はできません)

↓ 朝食。特にコメント無しだが、金目鯛の湯引きは美味でした。

追記
・郷土料理「げんなり寿司」がラインナップに加わりました(2024年3月より)

 

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2024/02/03温泉の資格取得。温泉観光士,温泉名人検定,温泉ソムリエ,温泉ソムリエマスター(TMGP記事)

2023/09/29温泉の“本物”と“偽物”について考察(TMGP記事)

2023/08/17“p.H.”は「ペーハー」ではなく「ピーエイチ(ピーエッチ)」と読む理由(TMGP記事)

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2023/02/21東北秘湯4日間で復路欠航顛末記(TMGP記事)

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【商業施設・飲食店訪問17,000店強】

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