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 「ズームズームスタジアム(広島)に行きたい」というパートナー(妻です)のリクエストに応えて広島行。シーズン開始前の3月8日のオープン戦。もちろんドラゴンズ戦。
名古屋駅発の早朝の新幹線に乗車するも、事故で2時間以上遅れて広島駅到着。
ということで、観光やら昼食とかの予定を変更してスタジアムへ直行。

 途中、広島カープレジェンドのレリーフを眺めながら球場へ向かう。

 私の世代からすると「赤ヘル軍団」の選手レリーフが気になる。
1974年に我がドラゴンズがジャイアンツの10連覇を阻止して20年ぶりのセリーグ優勝遂げた翌年、1975年の記憶が遡る。
セリーグで優勝経験のなかった広島東洋カープが、1975年にそれまでの紺色帽子からルーツ監督の意見で赤色に変更(帽子以外は予算の関係で前年の)まま)。

ところがシーズン序盤の不振もあってルーツ監督が辞任し、古葉竹識監督が就任するとチームは躍進。
加えてオールスター戦では山本浩二選手と衣笠祥雄選手の大活躍により「赤ヘル旋風」と呼ばれるようになった。
↓ カープグッズの「赤ヘル扇風機」

 球団は戦後4年、まだ復興途中の1949年設立で、少ない予算をカバーするための樽募金※などを駆使して資金を集めてなんとか運営をしていた。
樽募金とは酒樽をひっくり返して募金箱にして市民からの寄付を募り、後に「史上最大の集金作戦 (NHKプロジェクトX)」と呼ばれた活動のこと。
特定の親会社を持たず、市民球団を源流とする広島カープは地域密着型プロスポーツの魁として現代でも評価されている。
被爆地・広島に勇気と希望を与えることとなった1975年の広島東洋カープのセリーグ制覇、初優勝。
残念ながらドラゴンズはその年、2位に終わったが、それまでの9年間、巨人一辺倒だったセリーグに新たな歴史が加わった。
私は10代の高校生だった。
そんなことを思い出しながらスタジアムへ向かった。

球場の正式名称は「広島市民球場」で、マツダが命名権を保有して「MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島」と称する。2009年竣工。

 まずはグッズショップ。

カープ創設黎明期に資金稼ぎとして球団グッズを販売したという歴史もあり、球団グッズの品揃えがドラゴンズより豊富でアイデア商品が多い印象。
特に広島球団黎明期のグッズ第1号の一つであるカープ鉛筆はぐっと来た
購入商品
「今日の勝負はカープの勝っち勝ち(宮島さん)♬」ということでミニしゃもじ購入。

ついでといってはナンだが球場入口にあったビジターショップで中田翔選手のタオル購入。


 2023年にオープンした「カープギャラリー」も楽しめた。

こちらでは現役の菊池選手や歴代のレジェンド選手のグロープやバット、ユニフォームの展示を堪能。ここでも1975年~当時の赤ヘル軍団の展示に注目。
それだけではなく、現役選手の使用バットやグローブなどの展示も「へえ~こういうタイプを使っているのか」とこちらも感心。

 カープギャラリーを後にしてようやくスタンドに向かって席を確保。
オープン戦なので価格も安く、内野席も指定ではないため3塁寄りのバックネット側に座る。

座席はメジャー並みのサイズということで座りごこちも良い。
3塁側のベンチ裏とバックネット裏側の間で、ドラゴンズの選手がネクストバッターサークルに入る姿を目の前に見ることができる。

 席を確保後は試合が始まるまで球場内を散策。ぐるっとコンコースを一周して、いろいろな楽しみ方ができる「パフォーマンスシート」や「砂かぶり席」の他、「ボックスフロア」「パーティフロア」「ブルペンレストラン」「のぞきチューブ」「ただ見エリア」等々を確認。

いつものバンテリンドーム(ナゴヤドーム)やナゴヤ球場とは違うスタジアム風景を知ることができた。
6月にはエスコンフィールド(北海道)にも訪れる予定なので期待したい。

 

 昼食がまだということで、名物の「カープうどん」をいただくことに。
2か所ある。1階1塁側のナンバー14の場所と、「空いている」という噂の2階正面の25番の場所。

 今回は1階のお店で実食。
球場全体の売店はエームサービス(三井物産・ARAMARK)が一括運営しているが、旧広島市民球場時代から継続運営をしているお店も何店かある。

 旧広島市民球場では「鯉城食品(内屋1店と外野バックスクリーン裏4店の計5店)」と「マルバヤシ(バックネット裏1店)」が出店していたものの、鯉城食品(平田商店等8社で設立→その後4社)は新広島市民球場には出店されていない。
古くからのカープファンは“鯉城食品のうどん“を「元祖カープうどん」としている人が多いと、広島の食品業界人から聞いたことがある。
↓ 鯉城食品のカープうどん

 鯉城食品でカープうどんを現場調理提供していた平田商店によると「出汁は濃いめで塩分多め」ということで、1試合最大8,000食を販売したこともあったというから当時の人気の程がわかります。
 店名の「カープうどん SINCE 1957」の意味は「(運営会社は変遷しても)カープうどんというメニューは1957年から提供している」ということのようです。

 当店はマルバヤシの麺を使用。

ただし、現在(訪問時)の運営はマルバヤシ本体ではなく「カープフーズ」となっている。

マルバヤシ(1948年創業、1969年丸林食品設立)の創業者は林本正市氏で現在の代表取締役は林本正也氏。一方、カープフーズ代表取締役は林本正継氏。両社は親族経営のご関係と推測。

 店前にはオープン戦といえども列ができている。それでも提供が手馴れていて回転が速いのですぐに順番が回ってくる。
券売機で購入するメニューは肉・天ぷら・きつね・全部のせの4種類。
せっかくなのでカープうどん全部のせ(850円)を選択。全部乗せ以外は700円。うどんとしては高めだが、球場メシとしては適価か。

受け取ったら近くの階段に座ってうどんをいただく。

 社食を思い出すような味で、関西風のお優しいスープ味ながらも、えび天と牛肉と揚げが入っているため、食べ進めるうちにそれぞれの味が溶け混じり、なんともいえぬコンフュージュンティストを生成。
何もしなくとも自然に味変というのが面白い。添えられた紅白の「なると」はCARPの“C”ロゴ入りというのも嬉しい。
麺は特徴のない柔らかい麺。
それでも“CARP”ロゴ入りの器で食べるとそれなりに美味しく感じるから不思議。

これは茹で麺だろうか、それとも社食で使うような冷凍麺だろうか。食感としては茹で麺を温めなおしたものと推測。
良い食体験をさせていただきました。

 

広島市民球場
MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島
(略称:マツダスタジアム)
広島市南区南蟹屋2丁目3番1号
完成 2009年3月28日竣工
観客定員33,000人

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◆観戦
今年のオープン戦はドラゴンズが12球団中1位。
当日も完勝を鑑賞で感賞。



・カリステ選手

↓ コーチ陣

↓ 細川選手

↓ 勝利の儀式

↓ 清水・勝野・斎藤投手

↓ 石川選手

↓ 中田選手

↓ 中島選手,他

↓ 田中選手

↓ 先発 涌井投手

↓ 立浪監督

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 観戦後は広島電鉄で原爆資料館へ向かう。電車はインバウンド客で満員。
16歳で訪れ、40歳で再訪、そして65歳の今回。
叔母の話によると、父(1924年生)は戦時中に動員された呉市で広島の原爆投下を知ったらしいが、83歳で亡くなるまで一切、その話はしなかった。
母が大阪で体験した空襲の怖さを度々語ったことと対照的だが、何故、詳しく語らなかったのかは不明不知のまま。

 原爆資料館で展示を見る外国からの観光客。熱心に見入る人、辛そうな人、感情を抑える人。
G7広島サミットの影響で入場者数は増大した。これまで最多数だった2019年年度の175万8746人を2023年度は年度末を待たずに2024年2月23日に更新。最終的には190万人が予測されている(訪れた2024年3月時点の報道より)。
訪れた当日は、あまりの入館者の多さに対応するため新たに取り入れられたオンライン事前予約をしての訪問だった。
今朝、新幹線が遅れたため、予約時間に入場できそうになかった。その旨、電話で問い合わせしたところ、入場代替時間を教えていただいた。感謝です。

 あらためて思った。日本は唯一の被爆国であることを忘れてはならない。
子供たちは修学旅行で広島を訪れていて、長崎へは家族旅行で訪れている。
次世代への継承は親としての責務だと思っている。
自宅には「はだしのゲン」全巻を子供たちの必読図書として保管している。

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▢過去の野球観戦・その他ドラゴンズについての記事

2024/05/05カープうどん,球場,原爆資料館

2023年ドラゴンズ観戦記録(まとめ記事)

2012/04/15おめでとう山本(昌)投手211勝

2010/09/05ナゴヤ球場。山本昌45歳完封

2009/10/25クライマックスシリーズと野球の思い出
(王長嶋アベックホームラン,金田正一,板東英二,高木守道,江藤慎一出場観戦記)

2008/08/06継続は力なり(山本昌)
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◆博物館・美術館・記念館記事・ミュージアム
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2009/02/02豊田佐吉記念館(静岡県湖西市)

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