★食べログ記事をアップしました
・“黒”吉野家「C&C店舗」(愛知県岡崎市)
=====================
　吉野家の2019年は創業120周年のアニバーサルイヤーということもあり、且つ「CORE＆MORE」という戦略のもと、ファン顧客の満足度とメニューのさらなるロイヤリティーを高める戦術を実行。
メニューでも「特撰 すきやき重」での高単価メニュー、「ライザップ牛サラダ」での健康と新感覚メニューの提案、ポケモンとコラボした「ポケ盛」など、楽しくも新たな顧客作りを想定したメニューを立て続けに世に送り出す。

　さらには顧客の意見を元に「小盛」もラインナップするなど、従来の吉野家にはなかったような斬新な取り組みと、それをPRする体制というか態勢が効果的に作用し、既存店の売上アップに貢献。

2020年に入っても、スマホオーダーや機能性表示食品の活用メニュー提案など話題を提供しています。

　当方が吉野家に馴染んでいたのは1976年から1980年に京都で過ごした学生時代。
下宿からさほど遠くない高野に当時、セゾングループ入り前の初代吉野家チェーンの店があったことを記憶しています。
マクドナルドもさほど出店していない時代で、ファーストフードタイプの店の黎明期というか発展期で、マクドナルドではイートイン、吉野家はテイクアウトというような利用をしていた。

当時は「吉野家のゴム丼」と揶揄していたスジと脂の多かった輸入牛肉も、今ではすっかり食べやすくアレンジされ、時折、無性に食べたくなる味ですね。
愛知県人にとってのスガキヤと同様かと。

　さて、そのアニバーサリー吉野家。なかなか利用する機会がなくとうとう2020年になってからようやく、「C&C(cooking&comfort,調理と快適)」店舗を訪れることができました。
当初のニュースリリースでは「C&C」をキャッシュ&キャリーと紹介するサイトもあったり、結構、混乱してましたね。

C&Cはcooking&comfort,で吉野家によると

「調理と快適」。

差異化(×差別化)メニューとそれに応じた調理方法、そして滞在の快適性を進化・深耕させ、「新しい吉野家」実現。

戦略「CORE＆MORE」の戦術的位置付けといったところでしょうか。

店舗外観を黒色にして既存店と差異化(×差別化)し、店内も一括注文承り&先払いシステム。

客は自分の注文が出来上がるまで以前よりは落ちついたイメージの店内座席に着席して待つ。

待っている間にコーヒーサーバー等のセルフドリンクをいただくことも可能。

デジタルサイネージも活用。

よって、家族連れや老夫婦連れまで、女性と子供客が既存の男性客と一緒に訪れている風景。

　新しい取り組みの一方、失われたものもあります。

私が吉野家を選択する理由は前述の懐かしさ以外にもう一つ。

「早く食事を終えることができる」。

これが吉野家を選択する大きな理由。

所要と所要の間に時間的な余裕がなく、短時間で昼食を済ませたい時に吉野家を利用(滅多にないけど)。

快適に食事時間を過ごすならば、もっと快適でメニュー豊富、あるいは美味しい店を利用すると思います。
それとフリードリンクバーは時間に余裕がある時しか利用しないので吉野家に設置されても特に・・・・。

　逆にデメリットが目立つ。

集中レジでの注文待ちが発生。

料理が出てくるまで時間がかかる。

既存店だと注文も支払いも客が移動することなく、座席で完結。
そして料理も目の前まで運んでくれる。

　子供を連れて家族一緒にいただくシーンとしてはアリだと思うが、店舗コスト低減のための施策が客にとって負担になるようなことが気にかかる。

そんな黒吉野家でした。

★実食メニュー(同行2人)

・牛すき鍋膳

・から牛特盛

818円(＋税)1,394kcal

苦笑いするしかない・・・・

「アタマの大盛り」あります
・ご飯は通常(並盛)で乗せる具材多め。

もともと吉野家 築地一号店の裏メニューだったが、全国展開された。

　吉野家 築地一号店2008/02/22撮影↓　

*************************
さて、後日談。

特盛の牛肉ってそんなに少ないのかと思い、いろいろと調べてみた。

↓　並盛のメニュー写真。バランスを確認

唐揚げも牛肉もそれぞれバランス良く増えている。

う～む。　

=============================

・吉野家岡崎北店
愛知県 岡崎市 井ノ口新町１－３
℡0564-27-2508
24時間営業
テーブル席,スマホ弁当予約,