駐車場と待機場所
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・とんかつ浜名,注文の多い料理店
平日午前11:40到着。駐車場はほぼ満車。

店内は空き席はあるようにも見えるが入店不許可で店外待機。
店外待機場所はしっかりとした造りで、当日の外気温34℃の中でも我慢できる暑さだが、次第に汗が出てくる。炎天下待機ではないことがせめてもの救い。

店外待機客が次々と増えて順番待ちも管理されていない様子でちょっと不安。
中にはテイクアウトの予約客もいたり、待機客を見て駐車場も満車になっていることもあり、引き返す客もチラホラ。
注文の多い料理店
心配していたものの、到着した順番に呼ばれたので店内に入る。
意外と愛想良く迎えられる。
先客も私も4人掛けのテーブルにそれぞれ別々に座っている。相席案内はない様子。席は空いていると思っていたが、どうやら空けている状況。そりゃ店外待機が増えるわけだ。
メニューを見て、即、注文したら「注文は書いてください」。
テーブルを見ると「注文は自分で書く」という表示が案内されていた。

後で気付くことになるが、メニューの裏に注文方法が箇条書きで書いてある。
入口の小学5年生以下はお断りなど、なかなか“ 注文の多い料理店“ 。

しかも、入口一か所にまとめて掲示するのではなく、だんだんとルールが判明してくるのが本家の“ 注文の多い料理店“ みたいで面白い。
ご主人は宮沢賢治を意識されているのだろうか。
「ライス、ビールなど追加は声をかけてね」という、当店としては意外なルールもあったりする。
追加は声をかけても良いらしい。
指示書通りに注文書をテーブルの端に置いておくと、5分位経過後、すっと来て注文表を持って行ってくれた。
“ 注文の多い料理店“ の理由は店主のワンオペ運営が理由にあるかと推測。
そうとわかれば客としては店の事情に合わせなくてはいけません。
「俺は客だぞ!」と言うカスハラ傾向のタイプの方は当店には向かないと思います。
とはいえ、「壺の中の塩をたくさん(自分の体に)よくもみ込んでください(イーハトーヴ童話集・注文の多い料理店より)」は無かったのでご安心を。
入店から10分ほど経過したでしょうか。前客が食べ終えた頃に注文品が到着。
★みそヒレ定(メニュー表示ママ) 1,700円

キャベツは鮮度感あり。
ヒレカツは食べやすいように半割カット(繊維平行切)してくれている。固い部位なら繊維平行切は御法度だが、ヒレならば違和感無し。口に入れやすく食べやすいサイズ。ヒレなのでロースのように長くないのも良い。これはありがたい。

昨今の、低温調理のごとき、ぐにゃ感を残すかのような柔らかめの肉ではないのがグッジョブ。
ヒレカツは食べやすいように半割カット(繊維平行切)してくれている。固い部位なら繊維平行切は御法度だが、ヒレならば違和感無し。食べやすい。これはありがたい。
ただし、豚肉そのものの味はタレに隠れて良くわからなかったのが残念。
特筆すべきは味噌ダレの旨さ。
印象的には「や〇と〇」のタレの甘さをかなり控えて、「や〇と〇」よりも上品な旨味成分を感じる作り。
好印象です。

食後の感想
「注文の多い料理店」の理由はワンオペだけではなく、「一個流し調理」で出来立て品をジャストインタイムで提供するのが理由かと。
途中の接客中断を防ぐのが第一の目的の様子。
一個流しは「清流化(淀みなく工程が流れるように進む)」が必須です。
ご主人は決して、偉そうなふるまいをするタイプの方ではありません。
「調理その他の作業を自分のペースと意思で粛々と実行したい」ということようです。
「お金は準備してからレジに来て」という表示に従い、サイフからお金を取り出しレジに向かう。
ちょっと迷ったのは、千円札2枚で300円お釣りをもらう方が良いのか、千円札二枚と百円玉2個で支払ってお釣りを500円玉一個でもらった方のどちらが清流化に協力できるのかということ。
さらに考えてみると、時間的には数少ない時間で処理できそうな千円札2枚でお釣り300円の方が素早く済ませそうだということと、500円玉がレジに残っていなかったらどうなるのかということで、千円札2枚を手に持ちレジに向かう。支払いについてこんなに考えたのは初めてだ。
レジでは「小銭をここで探さない」の掲示に思わずニッコリ。
ここまでこだわるならば「完全キャッシュレス精算」を導入すれば、清流化だけでなく、現金を触ったあとの衛生的な問題やそれに伴う手洗い時間(大量調理施設衛生管理マニュアルの50秒手洗い×最大2回※)の短縮も可能。
※当店は大量調理施設ではないと思われるため必須作業ではありませんが、手洗いの実施内容や時間・回数で店舗の衛生管理意識やその他の食品衛生管理の状況をある程度推測可能。(大量調理施設の食品衛生担当責任者時代の経験則)
店の扉を開けて待合場所に出る。ふと見上げるとしめ縄が。

古代米を使っているようだが、あれは岡崎特産の「むらさき麦」だろうか?。
・2020/06/02岡崎藤川むらさき麦

さて、外に出ると、さっきまで満車だった駐車場はガラガラに。開店直後から12時までが一番混雑していたようですね。
あとで知ることになるが、当店は2019年某ミ〇〇〇〇の掲載店だったらしい。某ミ〇〇〇〇の格付けは私と相容れない部分があるのでまったく信奉していなかった(それどころか避けていた)が、当店を掲載するとは意外と見どころがあるじゃないかと、某ミ〇〇〇〇のタイヤを装着した車に乗り込む。
すると、「風がどうと吹ふいてきて、草はざわざわ、木の葉はかさかさ、木はごとんごとんと鳴りました(イーハトーヴ童話集・注文の多い料理店より)」。
そういえばボブディランの“ All Along The Watchtower“の一番最後にも「The wind began to howl」という歌詞があったなあと急に思い出した。ヤマネコも共通している。
注文の多い料理店はいろいろなことを思い出させてくれた。
【追記】
食彩品館.jpは「調理師免許」「食肉技士」「ラーメンソムリエ」「有機栽培生産行程管理者(講習参加のみ)」「酒類販売管理者」等の食品関係の資格保有者です。
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・とんかつ浜名
愛知県岡崎市岡町字出合1-1
℡0564-53-9898

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